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2002/12/20 [バスケットボール部]

バスケットボール「オールジャパン」ガイド

「関東代表」の座を狙ったBチーム

 

現在、早稲田大学バスケットボール部は部員が30人以上いて試合に出られない選手が半数いる。その選手たちでインカレより一足先に「東京都選手権大会」にクラブチームとして登録し、オールジャパンを目指していたのだ。東京都のクラブチームがトーナメントを行い、そこで勝ち抜いたチームが関東大会に出場。その関東大会での優勝チームが「関東代表」としてオールジャパンに出場できるという、いわば予選が11月に行われていた。
早稲田大学のBチームはそのまま「早稲田大学」という名のクラブチームとして出場し、若さと練習量の多さで順調に勝ち上がった。しかし準決勝で惜しくも敗退。結果は東京都で3位、関東大会出場はならなかった。関東代表の座を勝ち取ったのは昨年までJBLの強豪であった「いすゞ自動車」を前身とする「横浜ギガキャッツ」。このチームは1回戦で学生4位の青山学院大学と戦う。
 もし学生代表の「早稲田大学」と関東代表の「早稲田大学」が同時に出場したら、話題を呼んだかもしれない。

早稲田はどこまでやれるのか?

 

2日の一回戦に「北陸電力」、3日に「東芝」とJBLチームが続く。それだけに何とも言い難いが、部員の気持ちとしては「祝・出場!祝・1勝!!」である。せめて一つは勝ちたい。勝ってスーパーリーグのチームに挑戦したい。これが正直な気持ちである。
はっきり言って、このオールジャパンは「ダメでもともと」だ。失うものが何もない(と言うか、なさすぎるぐらい)だから、今までよりも思い切った大胆なプレーをしたい。結果はともかく、見ていて惹きつけられるような試合。カッコよく言えば「感動を与えるプレー」を目指し、「早稲田っていいチームだな」と思ってもらえれば最高である。
注目の選手は4年の藤野と岩崎。「W」のユニフォームで戦う最後の試合だけに、思い切りプレーをしてほしい。また3年の朝山と村山は、来年1部リーグの選手として「プロの選手に通用すること、しないこと」にチャレンジできる大事な試合。彼らの好プレーには大きく期待が持てるだろう。

最後に一言

私、三原学は早稲田大学バスケットボール部の主務として、最高の学生生活を送れたことに誇りを持っている。このチームは最高だ。たとえどこでバスケットボールをやらせてもらえたとしても、早稲田ほどよい場所はなかったに違いないと、本気で信じている。
そんな私もこのオールジャパンで引退。藤野、岩崎をはじめとする素晴らしいメンバーに囲まれたこのチームも、この正月で解散である。
このチームには特別な「空気」があった。文章でうまく表現することは難しいが、この「空気」は一生涯のうちで一握りの人しか体験できないものだと思う。そんな早稲田の「空気」のひと欠片を、最後のオールジャパンで一人でも多くの人に感じてもらいたい。そんな風に思う。
『今シーズン最後の「早稲田」に、応援よろしくお願いします』


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関連サイト
早稲田大学バスケットボール部
日本バスケットボール協会JABBA

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(TEXT=三原学(バスケットボール部男子主務=寄稿)、PHOTO=長友亮太、鈴木英介)
 


 
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