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2003/5/26 [ア式蹴球部]

第54回早慶サッカー定期戦観戦ガイド「復活への序章」(早大サッカー観戦会提供記事)

 
早稲田・堀池選手。

 5月29日(木)に国立競技場で行われる第54回サッカー早慶戦は、早稲田大学ア式蹴球部にとっては決して負けられない1戦となる。

 4−4−2でスターティングメンバーはGK時久省吾(スポ1・大津)、DF右から秋山真之(教4・日大藤沢)、春日聡(理工4・桐蔭学園)、山口貴弘(スポ1・帝京)、松尾英成(人3・長崎南)。MFはボランチに野村和敬(政経2・早実)、金田隼輔(スポ1・星稜)、攻撃的MFの右サイドに堀池亮太(人4・清水東)、左サイドに高橋孝介(人3・県立多摩)のボックス型。2トップは小貫多加志(教4・所沢)と松橋優(スポ1・国見)という顔ぶれ。

 
早稲田イレブン。

 立ち上がりからヴェルディにボールを支配され、特にヴェルディFW玉乃淳の変幻自在のポジションチェンジに振り回され、DFと守備的MFの相手に対するマークがあいまいになるシーンが何度か見られた。前半15分すぎの相手の先制点も、そのマークが外れた一瞬のスキをヴェルディFW高部に決められたものだった。今後、DF同士、また守備的MFのあいだでしっかりコミュニケーションをとっていくことができれば、この問題はクリアできるだろう。早慶戦までに修正できるかどうかがカギとなる。

 攻撃面でも、何度か松橋のスピードを生かした突破からよいシーンが見られた。彼の個人で状況を打開できる能力は今後大きな武器となるだろう。また、後半幾度となくそのスピードを生かし、右サイドを突破した堀池から放たれる右足のクロスは一見の価値がある。今年も千駄ヶ谷の夜を彼の右足が沸かすはずだ。そこに小貫と高橋を加えた攻撃陣に、秋山、松尾の両サイドバックが格上相手に対してもリスクを負う勇気を持って絡んでこれれば、更なるバリエーションが増え、厚みのある攻撃が期待できる。

第54回早慶サッカー定期戦

2003年5月29日(木)
19:00試合開始

会場
国立霞ヶ丘競技場
JR総武線千駄ヶ谷駅下車
徒歩5分
地下鉄大江戸線国立競技場駅
下車徒歩1分

チケット案内
前売900円・当日1000円
(小学生以下は無料)
チケットぴあまたは
早慶両大学生協などで発売中

 昨年の早慶戦、試合終了間際に奪われた悪夢の決勝点。ことしはどのような展開になるのか。関東リーグ昇格への足がかりとなる質の高い試合をみせて、早慶戦通算27勝目(16分11敗)を目指したい。 

 昨年度プレイバック

 前年2001年は劇的な勝利を収めた早稲田であったが、昨年は上記のとおり終了間際に得点を決められ0-1と敗北を喫した。昨年の早慶サッカー定期戦の観戦レポートはこちらへ。

※選手名の後のカッコ内は学部学年および出身高校です。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト
慶應義塾体育会ソッカー部公式サイト
早慶サッカー定期戦公式サイト

(TEXT・PHOTO=浅野翔太郎[早大サッカー観戦会幹事長])
 


 
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