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2002/10/5 [野球部]

中2日の和田が明治に完封!法政戦での汚名返上を果たす。

 
調子が悪いなりにもきっちり要所を締めた和田毅投手
 

 
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2002年東京六大学秋季リーグ第4節
早稲田大×明治大1回戦
10月5日(土)明治神宮球場

 法大との激闘(1勝2敗)を演じてから中2日。連戦の疲れも癒えぬまま、今度は慶大、法大相手に全勝し連続勝ち点を挙げている明大との首位攻防戦である。今春は、やはり全勝で首位を走っていた明大に2連勝を果たし、早大は6季ぶりのリーグ優勝に大きく近づいたという経緯がある。春の再現となるか。優勝争いを占う試合は、晴天の神宮球場にて行われた。

 法大戦では打線の不調に苦しめられた早大であったが、今日は1回表に打線が思うように噛み合う。現在首位打者をひた走る青木宣(人3)が明治の先発一場からショートへの内野安打で出塁すると、鳥谷(人3)がヒットで続く。その後比嘉(社3)が三振に倒れるも、伊藤貴(社4)のレフト前ヒットで先制点をもぎ取る。

 早大の先発はもちろん和田毅(人4)。サヨナラ本塁打を打たれた法大3回戦以来中2日での登板となった和田はやはり疲れの色を隠せないのか、立ち上がりから制球に苦しむ。ストレートもシュート回転し、真ん中にボールが集まる場面も。しかし要所では低めに変化球が決まり、回を追うごとに調子を上げていった。 

 1回以降、早大は毎回安打を放ち一場を攻め立てるも得点を挙げることができない状況が続いていたが、5回表に早大打線が大爆発。青木が粘った末に四球を選び出塁すると、続く鳥谷が一場のストレートを狙い打ち。ボールは見事な弧を描き、右中間の一番深い所に飛び込む今季初のホームランで3-0とする。しかし早大の猛攻はまだまだ終わらない。比嘉が痛烈なセンター前ヒットで出ると、伊藤貴が手堅くバント。このチャンスに武内(人1)がセンターに抜けるヒットを放ち4-0。さらには由田(一文3)がライト線の長打の間に一塁から武内が一気にホームまで帰り追加点。その由田も明治のワイルドピッチによって生還し、一挙に5点を挙げこの回をビッグイニングとした。

 早大は8回にも駄目押しとなる得点を叩きだし、結局7-0で大事な明大戦を先取した。和田は中2日登板の影響が出て、調子はかなり悪い状態にあった。172球という球数が制球に苦しんだ和田を象徴しているが、結局のところ明大打線を散発の5安打、13奪三振に抑えた。これはまさに貫禄勝ちというほかにないであろう。和田は今季2勝目(2敗)。

 和田の完封劇で初戦をものにした早大。明日の第2戦でも勝利し、波に乗ることができるのか。第2戦に先発するであろう越智大(人1)のデキと打線陣の奮起に懸かっていると言っても過言ではない。

関連URL
早大野球部公式サイト
東京六大学野球連盟公式サイト

(TEXT・PHOTO=長友亮太)
 


 
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