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2002/12/18 [米式蹴球部]

東西大学王座決定戦「甲子園ボウル」で14-51で立命に完敗。日本一への夢は来年へ持ち越し。

 
 
 
 
 
 
 
立命大
51
14-0
14
早大
13-7
17-0
7-7

アメリカンフットボール東西大学王座決定戦
第57回毎日甲子園ボウル
12月15日(日)阪神甲子園球場

第3Q
後半戦開始。早稲田のキックから33ydまで戻して立命の後半最初のドライブ開始。ここでLB下地がパスインターセプトのビッグプレー。攻撃権を奪い返すと、続いてQB安村を入れてのトリプルリバースでの安村からの20yd強のパスをQB波木が見事にキャッチ。連続するビッグプレーに観衆が湧く。しかし、立命の底力は並ではなかった。リズムを掴みたい早稲田の勝負の4th downギャンブルプレーでQB波木がパスを投げる直前にブロックを受け、こぼれたボールをインターセプトされてしまう。ここで奪われた攻撃権を立命に再び得点に繋げられる。6分13秒、RB野本に再び右に11ydのタッチダウンラン。致命的とも言える7-34とリードをどんどん広げられる。さらに、続く攻撃でQB波木が負傷してしまう。攻撃権放棄のパントキックを立命DB長田にブロックされてそのままタッチダウンを奪われ7-41に。ここで完全に糸が切れた。直後の早稲田の攻撃で2度のフォルススタートの反則でそれぞれ5ydの奪退するなど自滅し、パントで攻撃権を返上する。続く立命の攻撃は最後ディフェンスが踏ん張り、13分46秒のフィールドゴールで3点に奪われる。さらに早稲田の動揺は続く。リターンで不正なブロックの反則で自陣8ydからの攻撃を強いられる。せっかくの攻撃をほとんどゲイン出来ないまま7-44というスコアで第4Qに入る。

第4Q
早稲田の攻撃から始まるがパスを失敗し、パントで攻撃権を放棄すると、早稲田陣47ydから立命のドライブが始まる。ここでいきなりRB野本に中央を44ydビッグゲインされ3yd地点まで攻め込まれると、1分5秒にWR冷水に右側にタッチダウンを奪われる。続く点を返したい早稲田の自陣30ydからの攻撃だが、QB安村の中央突破で一度はファーストダウンを奪うが、FB神、TB泉が完全に止められ再びパントで攻撃権返上。直後の立命の攻撃はRB磯谷に早稲田DL豊田がタックルしファンブル、これをDL奥田が抑えてすぐさま攻撃権を奪い返す。しかし、早稲田も次のプレーを立命DB福島にインターセプトされる。再び嫌な流れだったが、ここはディフェンスが踏ん張る。立命オフェンスの3rddownをLB亀田が意地のブロックで防ぐと、初のパントでの攻撃権奪回に成功する。そして、早稲田の攻撃。再びフォルススタートの反則で5yd奪退するが、怪我から戻ってきたQB波木が右をスルスル抜け出して78ydの独走タッチダウン。8分32秒に14-51と一矢報いる。その後、立命ディフェンスからパントで攻撃権を奪い返すが、勝負はそこまで。14-51というスコアで試合は終了した。

 

一言「強い」としか言えない立命の強さ。前半、立命はなんとノーパントの猛攻。早稲田は下馬評を覆すことが出来なかった。しかし、ここは立命の強さを称えるべきだろう。日野監督は「選手を褒めてあげたい」と語ったように、早稲田の快進撃は充分に褒められるものだろう。経験者わずか3割という中で、関東の接戦を勝ち抜いて創部初のクラッシュボウル進出、そして関東制覇、甲子園ボウル進出という快挙はまさしく歴史的なもの。そしてこのような試合を見せつづけてくれたLB関谷主将をはじめとした米式蹴球部の選手に感謝したい。

来年の目標は決まった。もちろん「甲子園ボウル優勝」だ。この甲子園での経験は絶対に糧になるはず。日野監督は「もう一回ここに来れるように関東で戦っていく」と気を引き締める。関東でも昨年度までの王者法政をはじめ、強敵との戦いが続く。まずは関東制覇、そして甲子園では今年の雪辱を果たして欲しい。再び挑戦者として甲子園へ。米式蹴球部の今度の活躍を心から祈りたい。

 

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特集
米式蹴球部特集「目指せ、関東制覇!!」

関連URL
早大米式蹴球部公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟

 

(TEXT=山田浩平、PHOTO=長友亮太、田村拓実)
 


 
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