WasedaWillWin.com
 
2003/12/4 [ラグビー特集おまけ]

雨中の激闘!ラグビー慶明戦は22-13で明治が勝利。

 
トライを奪う濱崎
 
 
慶応はミスで自滅した。
 
 
明大
22
7-3
13
慶大
15-10

関東大学ラグビー対抗戦
明治大学vs慶應義塾大学
11月3日(月・祝)秩父宮ラグビー場

 去る11月3日、対抗戦の終盤戦の始まりを告げる慶明戦が行われた。この日は朝からあいにくの雨模様で、ピッチの状態もあまりよくなさそうだった。ここ4年は慶応に敗れ続けた明治だったが、ひさしぶりに慶応から勝利を奪った。

 試合序盤は、慶応が明治陣内に攻め込む。しかし、ゴールラインすんでのところでターンオーバーやノックオンをしてしまい、チャンスを生かせない。10分ごろからは明治も慶応ゴール前まで攻め込むも、慶応の出足の早いタックルに止められ、なかなかトライまで結び付けれない。慶応、明治ともペナルティーを外すなどしたこともあり、前半35分過ぎまでスコアレスという展開で試合が進んでいった。

 均衡が崩れたのは前半37分。明治の反則で得たペナルティーをFB山縣が決め、慶応が3点を先制。しかしその2分後、慶応陣22mライン付近のモールから、明治HO山川が抜け出し、そのボールをLO濱崎に繋ぎトライを奪う。ゴールも決まり、7-3で明治が逆転したところで前半終了となった。

 後半になるとそれまでとは一転、明治が慶応を押し始める。開始早々、慶応陣22m付近で得た反則に、明治WTB赤石がPGを成功させると、続く7分、慶応陣での明治ボールのスクラムから左サイドに展開し、最後はCTB高野がトライを決める。ゴールも成功させ、17-3と2トライ2ゴール差までリードを広げる。ここから慶応も明治陣内に攻め込むが、ゴールまであと少しというところで明治のディフェンスにつかまり、なかなか得点を奪えない。すると後半34分、明治ボールのスクラムからSH藤井が自ら突破し、トライ。22-3と試合を決めてしまう。慶応も終了間際に三原、山内が立て続けにトライを奪うも、時既に遅し、22-13で明治が5年ぶりに慶応から勝利を奪った。

 これで慶応が優勝戦線から一歩後退し、明治が4戦全勝となった、というのがこの日までの話。このあと、明治が筑波、帝京に破れ、早明戦を前に優勝を決めてしまうなんて誰が予想したであろう。さて、この試合の感想としては、やはり雨の試合の明治は強いなということを感じた。昨年の早明戦も雨の中、早稲田が明治のディフェンスに手こずったことを思い出した。今年の早明戦も雨中の戦いとなると苦戦しそうだな、という思いを持った。


関連特集
2003年度ラグビー蹴球部特集

関連URL
明大ラグビー蹴球部ホームページ
慶應義塾體育會蹴球部公式ホームページ

(TEXT、PHOTO=田村拓実)

 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる