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2004/6/6 [漕艇部]

戸田ボートコースにて全日本選手権決勝が行われ、早大は女子舵手付きクォドルプル、女子エイトの二種目で優勝を飾った。

 
 

 
   
 

 

   

 全日本ボート選手権が戸田オリンピックボートコースで行われ、早大漕艇部からも多数のクルーが出場した。その中でも女子舵手付きクォドルプル、女子エイトの種目で早大が昨年に引き続き見事に連覇を成し遂げた。今大会のコースは全長2000メートル、当日の天候は雨に見舞われていたが、そのおかげでコースの水面は穏やかであるため、好タイムが期待される。

 女子舵手付きクォドルプル(4人のクルーに舵をとるコックスが乗船する種目)の決勝に進出したのは、早大のほかに5月に行われた朝日レガッタで同種目で優勝した明治安田生命、昨年の全日本軽量級選手権を制した明治大学、そして法政大学が進出。だが早大のクルーは昨年の優勝を経験した熊倉美咲(人3)、阿部絵美(商2)のほか山名枝里(教2)、藤元江里(法2)、そして昨年の世界ジュニア代表の堀端彩子(スポ1)が加わったメンバーであり、順当であれば負けることのないチームである。スタート直後、各チームともピッチ(1分間に漕ぐ回数)が約42とトップスピードに乗せ、レースの主導権を握ろうとする。だが500メートルを過ぎた時点で早大は完全に先手を取りリード。ここからはまさに早大の独壇場であった。元来500〜1500メートルの間でコンスタントに引き離すのが得意である早大は、他チームとの差を離し続けた。結局二位の法政大学とは約12秒も大差をつけた6分58秒41で、見事二連覇を果たした。

 早大女子の勢いはまだまだ止まらない。女子エイト(八人のクルーに舵をとるコックスが乗船する種目)でも二位の鹿屋体育大学に完全に水を空けた形でゴールした。またこのほかにも女子は出漕した種目すべてのおいて表彰台に上り、王者の貫禄を見せつけた。この結果に女子舵付きクォドルプル、女子エイトに出漕した熊倉は「(今大会では)優勝だけではなく、タイムも狙っていたので(女子舵手付きクォドルプルなどでも好タイムを出せたので)素直に嬉しい」と安堵の表情を浮かべた。

 厳しい練習を乗り越えて手にした栄光だからこそ、彼女たちの表彰台での笑顔は誰よりも輝いている。8月に行われる全日本大学選手権でも、輝く笑顔を見れることを期待している。

 

関連サイト
漕艇部公式サイト
日本ボート協会公式サイト
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(TEXT・PHOTO=近藤優美子)
 


 
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