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2004/11/14 [米式蹴球部]

立ちはだかったオレンジの壁! 関東大学リーグ戦最終節・対法政大学トマホークス戦は14-34で敗れる。

 
この日の相手は法大トマホークス。
 

 
QB新田洋も止められる。
 

 
RB伊藤(喜)とQB市川。
 

 
早大
14
7-3
34
法大
0-17
0-14
7-0
 
関東大学リーグ戦Aブロック最終節
早稲田大学×法政大学
11月14日(日)横浜スタジアム

 関東大学リーグ戦ここまで5戦全勝。目標とする「日本一」へ向けて、ここまで一歩ずつ階段を登ってきたビッグベアーズ。最終節、迎える相手は昨年関東王者の法政大学トマホークスである。勝った方がブロック優勝となるこの一戦。実力伯仲の両校ゆえ接戦になるかと思われたが、試合は一方的な展開となっていった。

 開始直後、法政のキックオフから自陣23yd地点までリターンし、そこからのファーストダウン(以下FD)。#5 QB新田洋(スポ2)からのパスを受けた#43 RB島崎(教4)が法政陣11yd地点まで進むビッグゲイン。そこから#30 RB田嶋(一文2)がFDを更新し、エンドゾーンまであと1ydの地点から、RB田嶋がエンドゾーン右に走り込み、先制のタッチダウン(以下TD)を奪う。開始1分、理想的な形で入った先制点だけにきょうは行けるぞ、早稲田側にいた人間は誰もがそう思ったであろう。

 しかし、5分過ぎにフィールドゴール(以下FG)でトマホークスに3点を奪われると、流れはすぐに法政の方へ傾いてしまう。法政#29 RB伊藤(喜)と#17 QB市川を中心としたラン攻撃に対し、ディフェンス陣がずるずると後退するシーンが目立つようになる。第2Q4分にRB伊藤(喜)、9分には#20 RB丸田にTDを奪われ、前半終了間際にはFGでさらに3点をを奪われてしまう。前半を終えて7-20、開始直後に築いた7点のリードは、第2Q終了時には13点のビハインドへと変わってしまった。

 そして第3Q。なんとか反撃したいビッグベアーズであったが、この日はQB新田洋が終始不調。パスがことごとく相手に読まれ、FDを更新できず、継続して攻撃をすることが出来ない。また、前の日体大戦で負傷した#28 RB新田潤(人4)がワンプレーだけの出場と、攻め手を欠き、反撃の糸口すら掴めない。逆に、第3Q1分、7分と立て続けにトマホークスにTDを許し、7-34と大量のリードを与える苦しい展開。第4Qに#3 LB柳生(政経4)のインターセプトで得た敵陣深くからのシリーズで、RB田嶋のTDで7点を返すのがビッグベアーズの精一杯の抵抗であった。終了間際、法政側からの大ブーイングの中、一矢を報いるべく狙ったFGも外れてしまい、試合終了。14-34。大差がついてしまったが、現在の実力差を如実に表した結果と言わざるを得ないだろう。

 甲子園に向けて。この日立ちはだかったオレンジの壁はとても厚い。しかし、まだ日本一への挑戦が終わったわけではない。クラッシュボウル(関東大学選手権)が控えている。再び壁にはね返されてしまうのか、はたまた、今度は壁を打ち破るのか。まずは第一関門、11月23日に行われるクラッシュボウル準決勝・対中央大学戦を突破し、12月5日に行われる決勝でオレンジの壁を打ち破るビッグベアーズの姿を観てみたい。

 

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早稲田大学米式蹴球部公式サイト
法政大学トマホークス公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟

(TEXT、PHOTO=田村拓実)
 


 
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