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2005/5/8 [男子バレーボール部]

春季関東大学リーグ第6日目・対国際武道大学戦はセットカウント3−2で勝利した。

 
セッター北沢
 

 
安定したプレイを見せた松永健太
 

 
早大
3
27-29
2
国際武道大
21-25
25-20
25-22
15-13
春季関東大学リーグ戦・第6日目
早稲田大学×国際武道大学

中央大学体育館
5月8日(日) 

 6日目は両者共に前日初勝利を手にし、1勝4敗で迎えた国際武道大学との対戦。是非とも連勝し、今後に弾みをつけたいところであった。

 この試合では前日の試合で負傷した松永健太(スポ3)に換え、赤澤大樹(スポ2)を今季初スタメンで起用した。第1セットは、前日法政大学にフルセットで勝利し3年ぶりの1部での勝利の余韻に覚めやらぬ国際武道大学の勢いに飲み込まれてしまった。早稲田もエース前田和樹(人4)の活躍などでデュースに持ち込んだが、気迫がわずかに下回りセットを先取されてしまった。

 続く第2セットも、序盤から元気のない早稲田はサーブで崩され、ミスを犯すなど自らの首を絞める形で点差を縮めることができない。途中、徳武正哉(スポ1)に換えムードメーカー二木健太(スポ2)を投入したが、活路を見出すことはできなかった。

 しかし、第3セットから徐々に流れは早稲田へ。勝利を意識したのか、ミスが目立つ相手に対して早稲田は、自分たちのバレーを徹底。また、選手もそれぞれ声を出しムード作りに精進した。初スタメンで動きの硬かった赤澤も調子を取り戻し、序盤サーブで相手を崩し、点差を作るなど貢献した。中盤以降は、ミスの少ない早稲田が優位な展開で試合を進めまず1セットを取り返した。

 第4セットもそのままの勢いで、徳武、中島敬介(スポ3)がノータッチでサービスエースを決めるなどチームを盛り上げた。サーブカットからの切り返しでは、中島のブロード、赤澤、徳武の時間差など多彩な攻撃を仕掛け、苦しい場面では、打数が増えながらも前田が豪快に決めこのセットも取りフルセットとした。

 第5セットは、序盤均衡した展開となったが、サーブミスやブロックにつかまるなどして7−8の1点差でコートチェンジを迎えてしまう。しかし、ここでもう一度自分たちのバレーを確認した早稲田は堅実なバレーを展開し、中盤逆転に成功した。相手は2回のタイムなどで流れの改変を試みたが、サーブミスなどでそれを断ち切ってしまう形となった。結局、集中力で上回った早稲田が接戦を逆転でものにした。

 第3セット以降は、中央大学戦での反省が生きたのか冷静に1つ1つのプレーに集中していたという印象を受けた。赤澤に勢いが出たこともあるが、特に藤森亮介(人4)、前田のサーブカットの安定というものが地味ではあるが確実にチームを支える原動力となっていたのではないだろうか。その4年生の努力に周囲も応えた形となった。2セット取られても、逆転する力が早稲田にもあることが証明された。

 しかし、反省点もない訳ではない。相手のサーブミスの後のサーブミス、ブロックの不揃いなどまだまだ課題は山積みである。上を目指すのであればこの勝利に安心している場合ではない。全員が課題を意識的に修正し、練習に励みたいところである。


関連URL
早大バレーボール部公式サイト

(TEXT=弘津知樹(早稲田大学バレーボール部副務)、PHOTO=早大バレーボール部提供)
 


 
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