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2005/5/29 [米式蹴球部]

春のオープン戦、対法政大学トマホークス戦は24-62と大差で敗れる。

 
この日の相手は法大トマホークス。
 

 
差を埋めようとするオフェンス陣
 

 
オレンジの猛攻に屈しない藤原主将。
 

 
早大
24
0-14
62
法大
10-20
7-14
7-14
 
オープン戦 川崎カーニバル
早稲田大学×法政大学
5月29日(日)川崎球場

 前節専修大学グリーンマシーン戦に快勝した早稲田大学ビックベアーズは川崎球場で法政大学トマホークス戦を迎えた。同チームは2003年、2004年と関東リーグを制しており、さらに今シーズンは全勝中。相手にとって不足はない。両チーム合わせて12個のタッチダウンが飛び出す試合であったが、明暗はくっきりと分かれた。

 早稲田のキックから試合が開始する。立ち上がりからトマホークスがその牙をむく。立て続けに2タッチダウン(以下TD)を奪われ0−14。ビッグベアーズが反撃の糸口を掴みかけたのは第1Q終盤。ロングパスをきっかけに攻め入り、第2Q開始早々#91DL藤原(教育4)がフィールドゴールを決め3点を返す。第2Q中盤もビッグベアーズの時間だった。じわりじわりとファーストダウンを更新していき、残り8yd付近から#16QB井上(スポ2)がエンドゾーンに走り込みTDを奪う。しかしこの日は点を取っては直後に取り返されるという展開を再三目の当たりにする。TD直後にあっさりと奪われるTDをはじめとして、計5個のTDを奪われ前半終了。前半を終了して10−34と24点ビハインド。ボールをコントロールしている時間自体は早稲田と法政は五分五分であったと思う。しかしリターンTDなど、トマホークスのスピード感溢れる攻撃を食い止めることができなくこの点差となってしまう。

 後半になってもこの状況は変わらない。ディフェンス陣が踏ん張ることが出来なかった。中央突破、ロングパスからビッグゲインを許し、トマホークスの攻撃に翻弄される。しかしこのままビッグベアーズの攻撃陣がだまっているわけがない。第3Q残り3分に#27DB唐木(政経3)がインターセプトから左サイドを駆け上がりTD、第4Q序盤にも20yds近くのパスを#89TE福岡(理工3)が受けそのままTDを奪う。だがここでも点を取った直後にTDを許してしまうことで、なかなか波に乗り切れない。一方、トマホークスは最後の最後まで攻撃の手を緩めることなく、試合終了間際にもTDを奪われ24−62となり試合終了。

 オフェンスは終始着実にファーストダウン更新し、第3Qに残り3ydまで迫るが守りきられるという惜しい攻撃があったものの、要所要所でTDを奪っていくことが出来た。しかし終わってみれば、計9個のTDを奪われ、24−62。確かに法政大学トマホークスの攻撃力が抜群であるとしても、ディフェンスに課題の残る試合であった。

 現関東王者法政大学トマホークスは強かったが何も出来なかったわけではない。オープン戦は残すところあと1戦、6月5日(日)横浜スタジアムで関西大学戦を残すのみ。鉄壁なディフェンスの復活とともに勝利で締め、日本一へ向けての再発進を期待したい。

 

 

関連URL
早稲田大学米式蹴球部公式サイト
法政大学トマホークス公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟

(TEXT=飯田隼人、PHOTO=近藤優美子)
 


 
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