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2005/8/30 [レスリング部]

全日本学生選手権、フリースタイル66キロ級で佐藤吏が昨年に引き続き2連覇。

 
 

 
   
 

 

   

 全日本学生レスリング選手権(インカレ)が3日間に渡り行われ、早大からはフリースタイル、グレコローマンの両スタイル共に多数の選手が出場。大会の前半2日間に渡り行われたフリースタイルでは、66キロ級の佐藤吏(スポ3)が昨年に続き2連覇を成し遂げたのを筆頭に、55キロ級の藤元愼平(スポ3)が準優勝、74キロ級の大月葵斐(スポ1)が3位入賞を果たした。

 昨年に続き66キロ級を制した佐藤。すばやい動き出しから先手で仕掛けていき、安定した強さで決勝戦まで上がってきていた。決勝戦では立命館大の鈴木崇之を相手に果敢に攻めていくが第1ピリオドを落としてしまう。追い詰められた第2ピリオド、終盤まで両者とも決め手に欠き、逆に残り30秒で佐藤は場外に押し出され1ポイント失ってしまう。しかしこのまま試合が終わってしまうかと思われた終了間際、佐藤は後ろに押し倒されながらも体を反転させて執念の投げ技を決め3ポイントを得る。結果、第2ピリオドは3-1となりスコアをイーブンに戻した。ここまでくれば集中力の差が歴然としていた。第3ピリオド、ここでも出足の鋭い仕掛けから攻撃でポイントを重ねていき、最後はタックルを決めて試合終了。第1ピリオドは取られたものの、圧倒的な力をみせつけて優勝をもぎ取った。

 55キロ級で準優勝を果たしたのは昨年のインカレで3位入賞の藤元。ベスト4まで順当に勝ち上がり大東大の富田和秀と対した準決勝。第1ピリオドは動きなく0-0のクリンチへともつれ込む。コイントスは藤元優勢、このチャンスをつかみ第1ピリオドを先取する。しかしこのままいけるかと思われた第2ピリオドを相手に許してしまう。続く第3ピリドオ、両者ともにポイントを取れないまま時間は過ぎていった残り25秒、藤元は場外に押し出され0-1。時間的にも痛恨のポイントを取られてしまい、対する富田は時間をつぶす体勢に入る。だが残り数秒で一瞬の隙をついて投げ技を決め、ギリギリのところで決勝戦へと駒を進めた。しかし決勝戦では第1、2ピリオドとも0-0から始まるクリンチでポイントを取られ敗退し、準優勝となった。

 このほかにも74キロ級の大月の3位入賞、60キロ級で安澤薫(スポ1)、96キロ級で伊藤拓也(スポ2)、120キロ級で安田伊織(スポ2)はベスト8入りなど、多くの選手が好成績を収めた。

 

関連サイト
レスリング部公式サイト
日本レスリング協会公式サイト

 

(TEXT=飯田隼人、近藤優美子・PHOTO=近藤優美子)
 


 
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