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2005/9/10 [男子バレーボール部]

秋季関東大学リーグ開幕戦・対順天堂大学戦はセットカウント3−1で勝利し、白星スタートとなった。

 
セッター北沢
 

 
安定したプレイを見せた松永健太
 

 
早大
3
25-15
1
順天堂大
25-14
25-20
28-26
秋季関東大学リーグ戦・第1日目
早稲田大学×順天堂大学

9月10日(土) 

 いよいよ秋のリーグ戦が幕を開ける。早稲田は前年の秋リーグを6位、今季の春リーグを5位で終え、リーグ戦では結果を出せずにいた。しかし、春リーグでの5戦目以降の6連勝、東日本インカレでは惜しくも王者・筑波に敗れたものの、ベスト4入りと著しく成長を遂げている。秋リーグではその勢いのままに大きな収穫と結果を掴み取ってほしいところである。その開幕初戦の相手は順天堂大学。リーグ戦では勝ち星に恵まれていないものの、先日行われた東日本インカレでは順大にセットカウント3−0でストレート勝ちを収めている。今試合ではインカレでの好調さから黒木陸(スポ2)がスタメン入りした。

 第1セット、序盤から早稲田は順大の速攻を中心とした攻撃にてこずる。早稲田のちぐはぐなバレーが目に付き、相手のスパイクに対してブロックの読みが見られずほとんどノーマークでスパイクを決められていった。攻撃面でもサーブ、レシーブのミスを連発し、攻撃に勢いがでない。セッター・北沢浩(スポ2)もトスの配給を読まれ、うまく攻撃の流れを作ることができなかった。中盤には10点差近くをつけられ、動きが噛み合わないまま第1セットを15−25で先取されてしまった。

 第2セットに入ると、調子を取り戻したかのように好プレーを連発する。北沢が左右に打ち分けたトスから黒木のバックアタック、徳武正哉(スポ1)の速攻、前田和樹(人4)の鋭いスパイクが立て続けに決まっていく。攻撃のリズムの崩れてきた順大に対して、サイドの前田、黒木を中心に猛攻を仕掛けていった。さらには松永健太(スポ3)も要所でポイントを重ね、あっさりと第2セットを25−14で奪取した。第3セットに入っても早稲田の勢いそのままに、前田があげられるトスのほとんどを完璧にコートへ沈めていく。順大も速攻などからリズム感のある攻めを仕掛けてくるものの、センターの徳武、中島敬介(スポ3)を中心にしっかりブロックが対応していった。中盤以降もつねに5点差の展開で25−20と危なげなくこのセットも連取した。

 勝負を決めたい第4セット。序盤から一進一退の攻防が続く。ここでは4年生コンビ藤森亮介(人4)、前田の活躍が特に際立っていた。競った展開のなかコースを読んだ藤森のレシーブはつねにチームを助けていた。そこから繋ぐバレーで前田が安定感の増したスパイクを叩き込んでいった。しかし、順大も粘りのバレーで終盤に入り、24−24のデュースに持ち込む。ここでも必死に繋ぐバレーを繰り広げた早稲田が順大を振り切り、最後は前田がスパイクを沈め、このセットを28−26、セットカウント3−1で勝負を決めた。

 これまでリーグ開幕戦では本来の調子を出すことができなかった早稲田であるが、今回は大きな変化を見せてくれた。第1セットを大きく突き放されてしまう中、2セット目以降は持ち味でもある繋ぐバレーを展開し、目標と掲げる「崩れないバレー」を体現してくれた。2日目以降も強豪校との対戦となるが気を引き締めて試合に臨んでいってほしい。


関連URL
早大バレーボール部公式サイト

(TEXT=村山裕太、PHOTO=横山真弓)
 


 
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