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2006/9/9 [米式蹴球部]

アメフト秋季リーグが開幕。早稲田は帝京大に48-7で快勝スタート。

 
 

 
 

 
早大
48
3-0
7
帝京大
14-0
3-0
28-7
 
早稲田大学BIG BEARS vs 帝京大学ASSASSINS
9月9日(土)アミノバイタルフィールド

 今季からリーグ再編成とともに、プレーオフ制度変更が行われ、各リーグ上位1位のみがプレーオフ進出の権利を得ることとなった関東学生アメリカンフットボール秋季リーグ(昨年までは上位2チーム計4チームがプレーオフを行って関東王者を決めていた)。1敗したらリーグ敗退は必至、2敗したら入れ替え戦へ参戦するかもしれないという厳しい状況のもと挑んだ初戦の相手は帝京大学アサシンス。「ひとつひとつの勝利の上に日本一がある」と主将が語るように、確実に勝っておきたい試合である。試合は流れをつかんだ早稲田の一方的な展開。試合終盤になるとディフェンスが集中力を欠き失点するなど課題点も浮き彫りとなりはしたが、好発進といえるだろう。

 今季も長身QB#5井上(スポ3)が早稲田オフェンスを組み立てる。序盤はWR#7田谷野(スポ2)を有効に走らせ、多彩なRB陣がボールを敵陣深くまで運ぶ展開。先制点は第1Q6分過ぎ、敵陣深くから反則でタッチダウン(以下TD)のチャンスを逃すもフィールドゴール(以下FG)を決め3−0。ディフェンスは立ち上がりこそファーストダウンを更新されるも、ランへの対応が良く、帝京大オフェンスに仕事をさせない。

 試合の流れをつかむとともに、勝負が決まったのは第2Q終盤の一連のプレーであった。第2Q残り3分、RB#28古川(商3)のエンドゾーン間際までの40yd近いランから、直後の攻撃でTD。続く帝京大のファーストダウンでDB#27唐木(政経4)がインターセプト。直後、WR#7田谷野が難しいロングパスをつかみ再びTDのチャンスをつかむと、RB#28古川が押し込み17−0。攻守がうまくかみ合い、そしてつながる理想的な形で浮き足立つ帝京大を畳み掛けた。その後はディフェンスが帝京大オフェンスを激しいタックルで押さえ込み無失点で前半を折り返す。

 後半、序盤はディフェンスの苦しい時間から始まる。ランは止められるものの、ショートパスをつなげられ攻撃は6分にわたる。しかし、しぶとく粘ったディフェンス陣は帝京大がこぼしたボールを見逃さずプレッシャーをかけ大幅にロスさせるとターンオーバー。苦しい時間を乗り切ったここからは一気に早稲田の時間。第3Q9分過ぎにWR#14木村(政経2)がFGを、第4Q1分・8分にRB#28古川、3分・4分にRB#21前橋(商2)が立て続けにTDを奪い試合を決める。あとは無得点に抑えることが試合終了までに最低限求められることであった。しかし残り時間がないところで自陣深くまで切り込まれると、こらえきれず残り時間14秒で痛恨の失点。勝利をしたものの後味の悪さは拭えない試合となった。

 終盤に集中が切れてしまったことは反省点であるが、初戦を快勝できたことは大きい。次節(9/24 16:15からアミノバイタルフィールドにて神奈川大戦)は2週間後なので課題点はそれまでに解決すればよい。今試合、早稲田側のスタンドは一杯に埋まり、声援とともに叱咤激励も飛び交っていた。これら多くのファンの期待に応えるような試合を次節も行い勝利を積み重ねてほしい。

 

 

関連URL
早稲田大学米式蹴球部公式サイト
関東学生アメリカンフットボール連盟

(TEXT=飯田隼人、PHOTO=村山裕太)
 


 
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