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2006/9/10 [ア式蹴球部]

関東大学リーグ第13節、順大に3−1で勝利し勝ち星を伸ばす。

 
 
早大
3
3-0
1
順大
0-1

第80回関東大学サッカーリーグ戦
第13節
早稲田大学×順天堂大学
9月10日(日)
フクダ電子アリーナ

得点者(早大) 首藤 中島 渡邉

 9月10日フクダ電子アリーナにて、第13節ア式蹴球部対順天堂大学の試合が行われた。前節の筑波戦では、前半に2点をリードしながらも後半に同点に追いつかれ、後期開幕戦を勝利で飾ることが出来なかった早稲田。先制点をあげながらもリードを守れずに同点、あるいは逆転を許してしまうという展開は前期からの課題であるが、今日の試合ではこの課題をクリアし、勝利を収めることが出来るだろうか。

 累積警告による出場停止で兵藤慎剛(スポ3)を欠く早稲田は、トップ下に首藤豪(スポ3)をスタメン起用し、ゴールキーパーには時久省吾(スポ4)が復帰した。前半は長い膠着状態が続き、なかなか得点のチャンスを作り出すことが出来ない両者。中盤では順天堂のプレスにより上手くパスをつなぎきれない早稲田は、後方でパスを回しながら突破口を探る。ゆったりとした試合展開に変化が生まれたのは前半の終盤となってからであった。30分頃からコーナーキックの回数を重ねた早稲田は、37分にも松本怜(スポ1)が右サイドを攻めてコーナーキックを得ると、鈴木修人(スポ3)の蹴ったボールを首藤が押し込み先制。待ちに待った1点が入り、均衡が破れた。この日先発の首藤は見事期待に応え、そしてこの先制点は早稲田の攻撃に勢いを与えた。40分には中央からの鈴木のスルーパスに松本が反応し、ダイレクトで精度の高いクロスをあげると、最後はゴール前まで走りこんでいた中島健太(社3)のヘディングシュートが決まり2対0に。その2分後には中島からのパスを受けた渡邉千真(スポ2)が振り向いてのシュート。これはキーパー正面であったが、さらに前半終了間際の45分、中川裕平(社1)の前線へのロングフィードに抜け出した渡邉が冷静にシュートを決め3対0。10分の間に実に3得点をあげた早稲田は、大きくリードして試合を折り返すこととなった。

 3点差とはいっても、前節の苦い結果を踏まえると、決して安心は出来ない早稲田。後半点を取りにくる順天堂に対し、踏ん張れるだろうか。後半、攻撃の姿勢を見せる順天堂に立ち上がりからペースを握られてしまう。52分には左サイドでフリーキックを与え、直接ゴールを狙われるも、これはわずかにポストをそれた。しかしその7分後、スルーパスに反応した伊藤大介により1点を返されてしまう。またしても早稲田は後半に得点を許してしまうことに。このままズルズルといってしまうようなことだけは避けたい早稲田は、65分、70分と選手交代をし、松本征也(スポ2)と島村毅(スポ3)を投入するも、依然流れは順天堂が握り、フリーキックやコーナーキックでゴールを狙われる。87分には左サイドからクロスをあげられ、そのクリアボールを伊藤大介がシュート。時久がなんとか防ぐも、危ない場面であった。さらに試合終了間際にも左サイドから放たれたシュートがポストに当たるなど、最後までひやっとさせられる内容となった。

 結局この日の結果は、前期の両者の対戦結果同様の3対1で、早稲田が後期初勝利を手にしたが、内容としてはまだまだだと言わざるを得ないだろう。特に後半は、全くと言っていいほど攻撃をさせてもらえずに試合を支配され、またも得点を許してしまった。後半に失速し得点されてしまうという課題は、次回にも持ち越されることになったが、それでも今日の勝利をきっかけにして上昇気流に乗り、今後の試合では気持ちよく勝利を積み重ねていってもらいたいと思う。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=五十嵐文子、PHOTO=村山裕太)
 


 
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