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2006/10/9 [ラグビー蹴球部]

「2年目の貫禄」関東大学対抗戦、立教大に55−0で快勝。

 
 
 
 
 
早大
55
19-0
0
立教大
36-0

関東大学ラグビー対抗戦第2戦
早稲田大学×立教大
10月9日(月)
秩父宮ラグビー場

 10月9日、秋晴れのもと秩父宮ラグビー場にて関東大学ラグビー対抗戦第2戦、早稲田大学対立教大学の試合が行われた。初戦・青山学院戦では97−0と圧勝し、好スタートをきった早稲田。このカード、過去3年は全て60点差以上の勝利を飾っており(03年97−7、04年92−0、05年78−10)今回も圧勝して勢いに乗りたいところである。

 スタメンは前節から権丈太郎(スポ3)、矢富勇毅(スポ4)が欠場。数人を入れ替えて試合に臨んだ。序盤、早稲田は前線からアグレッシブな守備を見せ、立教ディフェンスのミスを誘い立教陣内に攻め込む。しかし、矢富不在の影響か効果的なパス回しができず決定機には至らない。個人で突破を試みるも、立教の体を張った守りの前に、なかなか突破することができないでいた。そのまま時計が15分を過ぎた頃、ゴール前10m地点でのラインアウトからモールに持ち込み、そのまま押し込んでPR畠山健介(スポ3)がトライ。FB五郎丸歩(スポ3)のゴールも決まり7−0と先取点を獲得した。続く29分、立教のファウルからラインアウトを得ると、またもモールから畠山がトライを決め突き放す。ゴールは外れ12−0。終了間際36分にはFL豊田将万(スポ2)が相手ラインの一瞬の隙をついて抜け出し、40mを独走して楽々ゴール中央へトライ。ゴールも成功し19−0で前半を終了した。ややスコア的には物足りないものの、気温もあって立教はこの時点でかなり体力を消耗しており、後半のラッシュが期待された。

 後半開始直後3分、立教ゴール前5mでのスクラムからSO曽我部佳憲(教育4)が正面突破と見せかけ右に大きく振ると、待ち構えていたWTB菅野朋幸(人4)がおちついてトライを決め早速追加点をあげる。そして、ここから曽我部−菅野ラインが爆発する。7分に曽我部が左右に振りながら攻撃をコントロールすると、豊田、五郎丸と素早くつなぎ、またも菅野が右隅へトライを決める。さらに10分五郎丸、瀧澤直(理工2)、菅野とつなぎ一人をあっさりかわしてトライ。わずか7分間で3つのトライを決めた。このまま得点を重ねるかに思われたが、その後は先取交代もありペースダウン。21分にSH三井大祐(教育4)、曽我部とつなぎボールを受け取ったCTB長尾岳人(教育2)が細かいステップで守備網を突破。ゴール中央へトライを決める。31分ターンオーバーからゴール中央で曽我部がためを作り、走りこんできた谷口拓郎(人4)にスイッチ。またもゴール中央部へトライを決める。そして終了間際40分にはまたも曽我部のロングパスから途中出場のWTB田中渉太(スポ2)がDF二人を振り切ってトライ。能力の片鱗を見せた。結局55−0というスコアで終了した。

 立教のキックを4本チャージするなど、前線からの高い守備意識が印象的だった。また攻撃においてもパスワークから着実に得点を重ねた。特筆すべきは3トライを挙げた菅野。昨年からレギュラーを獲得し、向かえた2年目のシーズン。プレーに余裕が感じられ、右サイドを完全に支配していた。曽我部とも連携も抜群で、今年もこのラインは早稲田の大きな武器となるだろう。一方、一対一の局面では体格で勝っているにも関わらず、突破できない場面が数多く見られた。次節では是非、ここでも強さを見せてもらいたい。


関連URL
早大ラグビー蹴球部公式サイト

(TEXT、PHOTO=平野峻)
 


 
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