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2007/4/12(木)〜16(月) [米式蹴球部]

コーチ及び選手の計6名が南カリフォルニア大学(USC)のスプリングプラクティスに参加

 4月12日(木)〜16日(月)の日程でコーチ及び選手の計6名が、南カリフォルニア大学(USC)のスプリングプラクティスに参加した(USCはPAC10に所属する全米屈指の強豪校で、過去11度全米1位の座についています)。
 本交流事業は、将来フットボールの指導者になることを目指しながら2001年に急逝した堀田大介OB(1993年人間科学部卒)の遺志に基づき創設された「堀田大介基金」からの助成により行われており、交流は2004年に始まり、今年で4年目となります。今回も練習見学だけでなく、ミーティングへの参加、個別のカウンセリングなどを通じて、知識や技術の習得を図りました。
 以下参加者の感想等を掲載いたしましたのでご覧ください。  

 

◆朝倉監督◆
 今年でUSCキャンプ訪問も4年目を迎えました。村上ストレングス・コーチと選手4名でフットボール・オフィスを訪ねると、ピート・キャロルHC以下、ここ数年のUSCの躍進を支えてきたスタッフが暖かく歓迎してくれました。4日間という短い時間ですが、練習見学、ミーティング参加、個別レクチャー等、実り多い時間を過ごすことができました。又、2度目になる夏のコーチの来日の話も弾み、USCと早稲田の友好関係を今まで以上に深めることができたと感じています。
 最後になりますが、今回の提携に、ご協力をいただいた関係者のみなさま、そして堀田基金と、ご遺族のみなさまに改めて深く御礼申し上げます。今後のUSCとの交流を実りあるものとするには、基金の強化は必要不可欠です。関係各位の、ご支援、ご協力を重ねてお願い申し上げます。

 

◆村上ストレングスコーチ◆
 はじめに今回この様な素晴らしい機会を与えて頂いた、チーム関係者、堀田基金関係者の皆様に深く御礼申し上げます。
 今回のUSCキャンプ訪問で、私はフットボールの練習やミーティングの見学だけでなく、ストレングス&コンディショニング(以下S&C)プログラムについても見学することが出来ました。USCではフットボール部だけでなく、全ての運動部員がヘッドS&Cコーチのクリス・カーリス氏と5人のアシスタントコーチのサポートの下、トレーニングに取組んでいました。クリス・カーリス氏は全米プロフェッショナル・カレッジ・S&Cコーチ・オブ・ザ・イヤーに選ばれたこともあり、自身もフットボール選手であったことや、高校や大学などでフットボールコーチを歴任した経験もある、まさにフットボールS&Cコーチといった人物でした。そのクリス・カーリス氏から直接USCフットボールにおけるS&Cプログラム概念や現状を聞くことができ、普段私が持っている問題や疑問にも丁寧に答えて頂きました。さらにはウェイト・トレーニング実技指導までして頂き、期間中は全身筋肉痛の毎日でした。今回のUSC訪問での貴重な体験は、今後の早稲田大学フットボール部におけるS&Cプログラムに活かし、チームの強化に繋げたいと思います。

 

◆OL 趙 学来(3年)◆
 今回の訪問は、驚きの連続でした。まずは設備。日本とはやはりスケールが違いました。広いロッカーに天然芝のグラウンド、各ポジション専用のミーティングルームまでありました。フットボールの人気も日本とは比べものにならないもので、ギャラリーも多く、選手一人一人が練習前後にサインを頼まれていました。
 そして一番衝撃を受けたのは練習のテンポです。一秒の無駄も無く、コーチが率先して練習を仕切っていました。練習を手伝うバイトの方々までいました。OLコーチの方にチームでの様々な疑問点を質問しましたが、親身になって教えてくれました。今回の訪問で得たものを必ずチームに還元し、日本一のために少しでも貢献出来る材料となればと思います。
 最後に、今回の渡米にあたってお世話になりまさた関係者の方々に心よりお礼申し上げます。

◆LB 福田 浩平(3年)◆
 今回のUSC春季キャンプ訪問では本場アメリカの、しかも全米No.1のUSCに、完全に圧倒されました。選手の運動能力、アメリカ人コーチ陣の知識と熱意、チームを取り巻くスタッフと環境、一般のファンの熱さ。どれをとっても日本のスポーツ文化には見られないもので、改めて感動を覚えました。また、自分の時間を犠牲にしてまで熱心に指導してくださったコーチ陣から多くの事を学ぶことが出来ました。今回の訪問を実現してくれた全ての方々に感謝したいと思います。

◆LB 内村 勇太(2年)◆
 USCを訪問してまず驚いたのは練習のテンポの速さです。アメリカの大学では練習時間が規定されているということもあり、限られた時間の中で少しでも多く練習してやろうという姿勢で取り組んでいました。あとはフットポール環境のすばらしさです。きれいな天然芝のグラウンド、最新の機器はもちろんのこと、ビデオなどのスタッフも専門家が行なっており、選手ひたすらアメフトに集中できる環境に驚かされました。今回の訪問で得たヒントをチームの中で活かしてレベルアップに貢献したいと思います。

 

◆DL 北村 尚夫(2年)◆
 USCは全米でも屈指の強豪校であり、そのようなチームがどんな取り組みをしているか、また、プレーしている選手達はどれくらいのレベルなのか、など興味を抱くところが沢山あったため、是非行きたいと思い、参加させていただくことになりました。
 実際に、USCに行ってみて最も印象深かったことはテンポの良さです。練習にしても、ミーティングにしても、彼らは非常にテンポよくこなしていきます。短い時間でも集中して効果的に行っているように見え、USCの選手、コーチ達の姿勢、取り組み方など学ぶべきところは多かったように思います。
 最後に、このような貴重な機会を与えてくださった堀田基金、OBの方々、関係者の方々には本当に感謝したいと思います。そして、この経験を活かして、ぜひともチームの日本一に貢献できるよう努力していきたいです。

 

※USCとの過去の交流
 2004年3月 朝倉監督がスプリングキャンプに参加
 2004年7月 ロッキー・セト LBコーチがUSCより来日
 2005年4月 朝倉監督、選手3名がキャンプに参加
 2006年4月 コーチ2名、選手4名がキャンプに参加

 

関連URL
早稲田大学米式蹴球部公式サイト
USCトロージャンズ公式サイト

(TEXT=、PHOTO=米式蹴球部提供)
 


 
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