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2007/6/8、9、10 [競走部]

第76回日本学生陸上競技対校選手権大会レポート

 
 

 
   
 

 

   

 第76回日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)が、6月8日から3日間に渡り、国立競技場で行われた。

 今大会、早稲田は若い力が爆発した。男子100mでは江里口匡史(スポ1)が優勝。大会1日目、予選は2組1着で通過し、準決勝も1組1着で危なげなく決勝へと駒を進めた、昨年の国体覇者・江里口。また最大のライバルである関東インカレ優勝者の東海大・塚原直貴が予選で失格となり、優勝への期待は更に膨らんだ。そして迎えた翌日の決勝では、1回目にフライングがありスタートがやり直しになったが、2回目のスタートも慎重になりすぎる事なく、良い反応を見せた江里口が前半からリードを保ち、接戦を制した。この結果より、江里口は8月にタイで行われるユニバーシードの代表が内定している。

  また、男子200mに出場した栗崎康介(スポ1)は、大会2日目の予選では150m辺りで単独首位となり4組1着、翌日の準決勝では無駄の少ないコーナリングで1組2着、決勝へと進出した。決勝では筑波大・斉藤仁志に序盤に差をつけられてしまったものの、最後まで競り合った結果、日大・藤光謙司と同着3位となった。

  このルーキー2人の共演となった4×100mリレー。予選を2組1着で通過した早稲田、決勝は木村慎太郎(スポ2)‐江里口‐栗崎‐木原博(スポ2)の若いオーダーで挑む。2走・江里口が快走し順位を上げるが、そのスピードは予想以上だったのか、3走との間でバトンパスが詰まってしまった。しかしその後順位を落とすことなく、2位でフィニッシュ。記録は39秒64であった。昨年まで中軸を担っていた、相川誠也、野田浩之(共にH19スポ卒)らが卒業し、戦力ダウンが危惧されていた早稲田短距離陣であったが、4月の六大学対校戦からここまでのルーキー達の活躍を見ると、もうその心配は必要ないだろう。

 一方で、長距離陣ではエースが期待通りの走りを見せた。大会最終日に行われた男子5000mに出場した竹澤健介(スポ3)。この日は雷と共に雨が降り続き、競技が一時中断する場面も見られたが、5000m決勝の前にその雨はピタリと止み、空からは光が射してきた。スタート直後から中央大・上野裕一郎が積極的にとばし、2000m手前で、上位争いは外国人選手2名を含む8人に絞られた。その集団の中で決して自分からは仕掛けに行く事のなかった竹澤は、「コンディションは悪かったが、外国人選手が先に出てくれたので、力を貯めていた。」と話すように、ラスト1周で城西大・高橋優太がスパートをかけた際も冷静に反応。ラスト200mは順大・松岡佑起との一騎打ちとなったが、短距離選手のようなラストスパートで松岡を抜き去り、ガッツポーズで優勝のゴールへ飛び込んだ。

 関東インカレ、全日本インカレが終わり、トラックシーズンは山場を越えた。しかし今月23日に、長距離陣は全日本大学駅伝予選会が控えており、本戦へ向けた熾烈な争いが待ち構えている。選手達の熱走に今後も目が離せない。

 

(TEXT・PHOTO=神崎風子)
 


 
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