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2007/9/17 [ア式蹴球部]

東海大を圧倒!完封勝利で後期リーグ開幕から二連勝

 
 
早大
4
1-0
0
東海
3-0

関東大学サッカーリーグ戦 第13節
早稲田大学×東海大学
9月17日(月)
平塚競技場

 9月17日、平塚競技場にて関東大学サッカーリーグ戦第13節、早稲田大学対東海大学の試合が行われた。前節の国士舘大戦を逆転ゴールで勝利した早稲田は現在首位と勝点2差の3位。対する東海大は12節終了時点で12チーム中11位。互いにこの試合に勝ち、ひとつでも順位を上げていきたいところだ。

  立ち上がりから主導権を握った早稲田は、流動的なパス回しから両サイドを効果的に使って攻撃を仕掛けていく。一方の東海大はなかなか攻撃の糸口がつかめず、早稲田陣内に送るロングボールは早稲田DF陣がしっかりと撥ね返し、10分に左サイドの突破を試みるも幸田一亮(スポ1)・金守貴紀(社4)・横山知伸(スポ4)がこれを防ぐ。20分には川島がカウンターから中央をドリブル突破しシュートするもGK河野猛(社2)がしっかりキャッチ。安定した守備を見せる早稲田が東海大にチャンスを与えない。攻める早稲田に耐える東海大という構図のまま、それでもゴールまでは結びつかなかった早稲田に待望の得点が生まれたのは33分、山本脩斗(スポ4)の右サイドからのクロスに渡邉千真(スポ3)がヘッドで合わせて先制。その後もフリーキックやコーナーキックなどから追加点を狙う早稲田であったが、前半は1-0のまま後半へ。

 後半も依然として早稲田ペースで進み、面白いようにパスを繋いで東海大ゴールへと迫っていく。60分過ぎには右サイドを崩してゴール前の渡邉へボールをつなぐと、渡邉は相手DF数人につかれながらもボールをキープし最後は体勢を崩しながらシュート。これは惜しくも外れたが、この後に追加点をあげたのはやはりエースの渡邉であった。66分、山本に代わって投入された島村毅(スポ4)から兵藤慎剛(スポ4)へボールが渡ると、兵藤は渡邉へとパス、これを渡邉は強烈なシュートで東海大ゴールに突き刺してみせた。しかし今日の主役は渡邉だけではない。72分、この日も縦横無尽に走り回り良質なクロスで幾度もチャンスメイクした中川翔平(スポ2)に代わって首藤豪(スポ4)を投入すると、その首藤が大活躍をみせる。まずは85分、相手DFからボールを奪うとそのままドリブルで独走し、キーパーとの1対1にも落ち着いてゴールネットへと流し込む。さらに88分には渡邉からのスルーパスに反応し上手くDFの裏を抜ける動きをみせると左足で鋭いシュートを放ち、この試合4度目の東海大ゴールネットを揺らした。

 華麗なパス回しに豊富な運動量で東海大を圧倒した早稲田。ボールを奪われた際の攻守の切り換えの早さからは守備意識の高さも感じ取れた。走・攻・守、全てにおいて優った早稲田はゲームを完全に支配し、4-0で見事勝利を収めた。また、鈴木修人(スポ4)不在の穴を見事に埋めた中野遼太郎(スポ1)は、初スタメンとは思えない安定した働きでチームに大きく貢献。試合中、中野と幸田が互いに幾度も言葉を交わし合う姿が見られ、頼もしく思うとともに今後の活躍に期待が膨らんだ。
 次節の対戦は筑波大。前期リーグでは2点リードからまさかの4失点で逆転負けを喫している相手だ。なかなか勝ちきれない相手ではあるが、次節こそはしっかり勝って連勝街道を突き進んでほしい。

≪試合後の首藤豪選手コメント≫

 

――◆交代の際に監督からはどのような指示が?
首藤豪選手(以下首藤): サイドで出たので攻撃と守備のバランスを見ながら、攻めるときは相手の裏をどんどん突いていくようにと言われました。
――◆ご自身の得点を振り返って
首藤: いっつもシュート外すんで、一点目なんか本当ドリブル大きくなっちゃって多分みんな外すと思ったと思うんですけど(笑)、自分もヤベェと思ったんですけど、キーパーが出てこなくて上手く流し込めたかなぁと思います。二点目は千真から良いボールが来たんで、とりあえず思いっきり撃とうと思ったら良いコース飛んでいってラッキーでした。
――◆首藤選手の素晴らしいゴールに対する歓声は聞こえましたか?
首藤: はい。多分みんな外すと思ってたから逆に沸いたのかなと思って(笑)。
――◆今日の試合全体を振り返って。
首藤: 点も取れたし、暑かった中でも結構みんな動いてたし、守備も失点0だったんで今日は結構良い内容の試合だと思います。
――◆この夏はどのように過ごしましたか?
首藤: (チームとしては)今回合宿はなかったんですけどオフ明けから結構走り込みはやって。あと試合数がすごく多くて中京遠征とかでも一日一試合必ずやって。体力的にはかなりキツかったんですけど、みんなで、ユニバーシアードとかでいない選手もいたんですけど、残ってるメンバーで頑張ろうってやってました。(個人的には)僕は結構いろんなポジションやってて、どこでも先発って感じではなかったんですけど、それでもポジション争いとかに絡めるようにしてチーム内の競争を意識しながらやってました。
――◆今後に向けて。
首藤: そうですね、今回2点取ったのがまぐれって言われないように、もうちょっと得点に絡んでいきたいです。あと、本当に(サッカー)やれて4ヶ月なんで、もう自分はサッカー出来なくなっちゃうんで、楽しみながら、タイトル絶対取りたいんで頑張りたいです。

 

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=五十嵐文子、PHOTO=神崎風子)
 


 
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