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2007/12/26 [女子バレーボール部]

全日本インカレ3位決定戦、フルセットの末、青山学院大学に敗れる。

 
 

 
安定したプレイを見せた松永健太
 
 
早大
2
28-26
3
青山学院大
25-22
22-25
18-25
10-15
全日本インカレ・3位決定戦
早稲田大学×青山学院大学

東京体育館
12月16日(日) 

 今年のインカレは予想も出来ない結果であった。期待された男子がトーナメント初戦である龍谷大戦(関西1部7位)にセットカウント2−3で早々と敗れてしまう。一方の女子は決勝トーナメントで愛知教育大、近畿福祉大、富山大、東女大を破って上位への駒を進めた。しかし、準決勝では筑波大にストレート負けを喫したため、3位決定戦に挑むこととなった。同じく3位決定戦へ回ることとなった青山学院大学、全日本インカレを2年連続で優勝を果たした強豪校である。また、前回の秋季バレーボールリーグ戦でも3位という好成績を残している。

  今まで上位3位を筑波・嘉悦・青山学院・日本体育で占めていた。今回こそは3位以内に早稲田もくい込んでほしい。ベンチには去年の卒業生なども応援に駆けつけている姿が見えた。1セット目、序盤は相手を探るような一進一退の試合展開が進む。1セット目から18番石川純子(スポ1)の早いブロード攻撃も織り交ぜつつも、2番恩田亜由美(スポ4)は12番森田絵美(スポ2)にボールを集め、早稲田のペースで果敢に攻撃の流れを作り出した。森田は1セット目からあらゆる攻撃を駆使していった。14-14を境に速度を遅くしたスパイクや時間差などリズムの長短を作り上げていく。後半には11番高橋里枝(スポ2)も思い切りのよいスパイクで点を重ねていく。最後のデュースは早稲田が追う体勢から一転して追われる展開に。だが、最後は早稲田が気持ちで逃げきり青山学院大から1セットを先取した。

 2セット目も流れは早稲田。11-9でリードの場面からも勢いの良いプレーは続く。恩田はネットを越したボールも追いかけていき、全員でそれをつなぐ。ここでさすがの青山学院にも少しの焦りが見え始める。さらに恩田は何度も高橋にボールを集め、3点連続スパイクを決めていった。2セット目は25-22で逃げ切り、3位入賞への希望が大きく感じられていた。

  しかし続く3、4セットでは青山学院が冷静にプレーを進める。ブロックやネット際のフェイントなどで早稲田のコートの中を乱していく。ブロックアウトやスパイクミスが目立ち、22-25、18-25でセットを落とし、5セット目へともつれ込んだ。最後の5セット目、最初の4-4の時に、恩田が足を負傷し交代になった。ここまでチームを引っ張ってきた恩田がここでコートを去るとは誰もが予想していなかった。最後に恩田が抜けたことでチーム内に走った動揺は大きなものだった。 その後も、両者譲らず試合が進んでいくものの、終盤青山学院のスパイクと早稲田のミスで連続4点を与えてしまい、10-15で総合4位という結果となった。

  女子男子共に早稲田のインカレは決して満足のいく結果ではなかった。あと少しで勝利を逃してしまった女子、二年連続で3位決定戦で敗退し、今回も上位3位以内にくい込むことは出来なかった、しかし、競合青山学院相手に2セットを先取したことは早稲田にとっては大きな収穫であったであろう。今回2年生コンビの森田・高橋の活躍が光っていた。次は春のリーグ戦、この二人がチームの主力となっていくだろう。今後の二人の成長を期待するとともに、是非次の大会では今回の悔しさを晴らして欲しい。

関連URL
早大バレーボール部公式サイト

(TEXT=池田恩、PHOTO=村山裕太)
 


 
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