WasedaWillWin.com
 
2008/4/8 [競走部]

4月5日、国立競技場にて行われた、第41回東京六大学対抗陸上競技大会で、早稲田はトラック部門で優勝、フィールド部門で2位、総合では見事3年ぶりの優勝を果たした。

 
 

 新年度のトラックシーズンの幕開けとなった今大会、風などの影響もあり全体的に記録はやや低調気味であったが、そんな中、短距離陣で活躍を見せたのは木村慎太郎(スポ3)と木原博(スポ3)の100mコンビ。木村が優勝、木原が2位と勝負強さを発揮し、今シーズンの更なる活躍を予感させた。110mHでは飯田将之(スポ3)が、スタートから格の違いを見せ付け優勝、400mでは小西志朗(スポ2)が自己記録を更新する走りで2位に食い込んだ。また、12連覇がかかった4×100mRではエース江里口匡史(スポ2)が8ヶ月ぶりに復帰。1走に入った木村が絶好のスタートを見せるが、2走江里口と3走小原真悟(スポ2)間で痛恨のバトンミス。無念の途中棄権となってしまった。一方、4×400mRでは1走の桑野峻(人2)がトップでバトンを繋ぐと、2、3走もトップをキープしアンカーの小西へ。しかし小西は昨夏の世界選手権400m代表の法政大・金丸に250m付近でかわされると、その後粘りを見せるも及ばず2位でフィニッシュ。この種目でも連覇にはあと一歩及ばなかった。

 一方中距離陣は800mで早川達哉(スポ4)が2位、佐藤悠(スポ3)が3位、また1500mでは高橋和也(スポ4)が優勝、山口哲平(スポ4)が2位と、安定した強さを見せチームの総合優勝に貢献した。1500mで優勝した高橋は、「練習の一環として出場した。スピード練習もできていなかったし、疲れもあった。チームの総合優勝に貢献するためにも、記録より結果を重視した。」とレース後語るように、先頭の選手の後ろにピタリとつき体力を温存、ラスト100mで一気に抜いて突き放すというレース展開であった。千葉クロカン、日本学生ハーフと、ロードで好成績を残してきた高橋であったが、トラックシーズンも活躍に期待がかかる。また、長距離陣では期待の新入生・矢澤曜(教1)が5000mで2位と大健闘。途中4000m辺りでは先頭に立つなど積極的なレースを見せた。箱根駅伝準優勝後は低調が続いていた長距離陣であったが、新入生の快走でチームに刺激が入ったのではないだろうか。

 また、法政大に一歩及ばず2位となったフィールド部門でも、やり投で矢野恵大(スポ4)が自己新記録で優勝、新入生の神崎真悟(人1)が2位と、実りある結果を残している。3年ぶりの総合優勝で、チームとして最高のスタートを切った今季の早大競走部。この勢いに乗り、個人として、チームとして、それぞれの定めた目標に向かって走り抜けてもらいたい。

関連URL
早稲田大学競走部ホームページ

(TEXT=岡崎聡、神崎風子 、PHOTO=田辺里奈)
 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる