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2008/4/20 [ア式蹴球部]

フクダ電子アリーナにて行われた、関東大 学サッカーリーグ第4節対順天堂大戦は、1-0で勝利した。

 
セッター北沢
 

 
安定したプレイを見せた松永健太
 

 
早大
1
0-0
0
順天堂大
1-0
関東大学サッカーリーグ第4節
早稲田大学×順天堂大学

4月20日(日) 

 4月20日、フクダ電子アリーナにて関東大学リーグ第4節、 対順天堂大学戦が行われた。前節の東学大戦では、第2節の 専修大戦からスタメンを総入れ替えするという荒療治を施 し、ようやく今季初勝利を手にした早稲田。今節も勝って 波に乗っていきたいところである。対する順天堂大は、今 季2敗1分と未だ勝ち星がなく苦しいスタートとなっている 。

 注目のスタメンには、主将の塗師亮(スポ4)とエース渡邉千 真(スポ4)が復帰。時折小雨が降る肌寒い天気の中、試合は 始まった。今季初勝利に向け、立ち上がりから積極的な動 きを見せる相手に対し、早稲田は3分、ボランチの中野遼太 郎(スポ2)からのパスを受けた渡邉がチーム一本目のシュー トを放つ。16分にはコーナーキックの競り合いのこぼれ球 に反応した中野大輔(スポ3)がミドルシュートを放つも、こ れはゴール左に外れる。その後も、中野遼を起点に、ロン グボールを中心とした攻撃を試みるものの、前線にボール が上手く収まらずなかなか決定機を生み出せない。38分に はDF宮本章宏(一文)の自陣からのロングボールが渡邉に通 りチャンスを迎えるが、シュートは枠の外。一方の順大は 、早稲田のパスミスからボールを奪い、度々ゴール前まで 攻め上がるが、フィニッシュまで至らず両チーム無得点の まま前半を終了する。

 迎えた後半、早稲田は中盤を完璧に崩され、順大の波状攻 撃にあう。16分には中盤の競り合いからシュートを撃たれ ゴールを脅かされると、22分にも左サイドからのクロスを 合わされ危ない場面を迎えるが、ここはキーパーの菅野一 弘(商2)が辛うじてセーブし相手に得点を許さない。すると32 分、中央の塗師からのスルーパスを中野大がダイレクトシ ュート。しかし、相手キーパーのファインセーブに阻まれ てしまう。すると、待望のゴールは次の瞬間。このプレー で得たコーナーキックを、渡邉が頭で合わせて、見事先制 。チームの窮地を救うエースの今季初ゴールで1-0とする。 その後も、早稲田は中川翔平(スポ3)や松本令(スポ3)を投 入し追加点を狙う。40分には、右サイドの松本からのクロ スを、中野大がダイレクトで合わせるも、惜しくもキーパ ー正面。追加点こそ奪えなかったが、攻撃にリズムが生ま れる。一方の守備陣は、左サイドを崩されクロスを上げら れる場面が何度もあったものの、終盤の順大の猛攻をなん とか凌ぎ切り、結局1-0で試合終了。早稲田が連勝で今シー ズン2勝目を挙げた。

 勝ちはしたものの、試合内容は決して満足できるものでは なかった。攻守の切り替えがスムーズにいかず、ボールの 出しどころに困る場面やFWが孤立する場面が時折見られた 。攻撃のバリエーションが少なく、チームとしてまだまだ 上手く機能していない印象を受けた。DF陣もゴール前で簡 単にパスを通されるシーンもあり、盤石とは言い難い。そ んな中、得点を挙げた渡邉の動きは異彩を放っていた。三 年連続得点王を目指すエースは、今季も非常に頼りになる 存在である。チームとしても、早く2008年盤「ワセダサッ カー」を確立し、今後も白星を積み重ねていってほしい。

関連URL
ア式蹴球部公式ホームページ

(TEXT、PHOTO=岡崎聡)
 


 
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