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2008/4/25 [ア式蹴球部]

三ツ沢陸上競技場にて行われた、関東大学サッカーリーグ第5節対筑波大戦は、3-2で勝利した。

 
セッター北沢
 

 
安定したプレイを見せた松永健太
 

 
早大
3
1-1
1
筑波大
2-1
関東大学サッカーリーグ第5節
早稲田大学×筑波大学

4月25日(金) 

 4月25日、横浜市三ツ沢公園陸上競技場にて関東大学リーグ 第5節、対筑波大学戦が行われた。前節の順天堂大戦では、 エース渡邉千真(スポ4)のゴールで辛くも勝利を手にした早 稲田。今節の相手筑波大は、昨季10位と低迷したチーム再 建のために、元日本代表であるOB・風間八宏氏をトップチ ーム監督に招へいし強化を図っている。現在早稲田が5位、 筑波大は6位につけており、上位進出に向け共に負けられな い一戦となった。

 立ち上がりから積極的な動きを見せる両チーム。まず決定 機を迎えたのは筑波大。12分、早稲田はDFライン裏にスル ーパスを通され、キーパー河野猛(社3)と1vs1の状況を作ら れてしまう。しかし、筑波大の9番・西川のシュートはゴー ル左に外れ、事なきを得る。一方の早稲田は、この日は中 盤でボールがよく回り、次第に攻撃のリズムを掴んでいく 。16分には右サイドの中野大輔(スポ3)のクロスに中央の皆 川翔太(スポ2)が合わせシュートを放つなど、筑波大ゴール を脅かす。だが、先制したのは筑波大。21分、中盤でボー ルを奪われると、相手のFW西川と、11番・木島にワンツー を決められ、カバーに入ったDFも止められず木島にゴール ネットを揺らされてしまう。1点を追う展開になった早稲田 は、34分、コーナーキック後の競り合いからボールを奪う と、皆川が自慢のスピードで左サイドを駆け上がりクロス を上げる。これを、セットプレーのため前線に上がってい たDF岡根直哉(スポ2)が足で合わせて同点ゴール。試合を振 り出しに戻す。その後も、渡邉らが果敢にミドルシュート を放つが得点ならず、一進一退の攻防となった前半は1-1で 終了する。

 後半、まず試合のペースを掴んだのは早稲田。48分、フリ ーキックの混戦のこぼれ球を、この日スタメンの松本征也( スポ4)がミドルシュート。これはバーの上に大きく外れる が、その後も早稲田は相手ゴールに次々とシュートを浴び せる。そして、58分、ショートコーナーのボールを寺島尚 彦(文構2)がクロスをあげると、小川諒(スポ2)が頭で押し 込み逆転。DFコンビの2得点で見事試合をひっくり返してみ せる。66分には、塗師亮(スポ4)が中盤やや左の位置でキー プしたボールを、寺島→渡邉とつなぎ、最後は再び寺島。 寺島の右足から放たれたシュートがゴール右に突き刺さり3-1 。早稲田らしい華麗なパスワークから生まれた素晴らしい ゴールだった。2点差となり、もはや勝負あったかと思われ たが、残り10分となったあたりから筑波大が底力を発揮す る。79分に、早稲田の右サイドからクロスを許すと、これ を14番・小澤に押し込まれ一点差に詰め寄られる。その後 も、筑波大に度々チャンスを作られ早稲田にとって我慢の 時間が続くが、松本征の体を張ったディフェンスなどで凌 ぎ切り試合終了のホイッスル。早稲田が逃げ切り3-2で勝利 した。

 先制点を許しながらも慌てることなく自分達のペースで試 合を進め、着実に得点を重ねて、見事逆転勝利を収めた早 稲田。中盤での細かなパス回しに加え、前節ではあまり見 られなかったサイドからの攻撃も効果的で、攻撃陣は非常 に内容の良いゲームだった。一方、守備は2失点という結果 が示すとおり、修正の必要があるだろう。次節は4月29日、 多摩市立陸上競技場にて国士舘大学との対戦。ぜひ、完封勝 利を期待したい。

関連URL
ア式蹴球部公式ホームページ

(TEXT=岡崎聡、PHOTO=田辺里奈)
 


 
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