WasedaWillWin.com
 
2008/5/8[ア式蹴球部]

ディフェンス陣が崩壊しまさかの5失点。連敗を喫し5位に 後退。

 
セッター北沢
 

 
安定したプレイを見せた松永健太
 

 
早大
3
1-2
5
中央大
2-3
関東大学サッカーリーグ第7節
早稲田大学×中央大学

5月5日(月) 

 5月5日、NACK5スタジアム大宮にて関東大学リーグ第7節、 対中央大学戦が行われた。前節、今シーズン好調の国士館 大学に敗れ、連勝が3で止まった早稲田。今節の相手は、今 季6試合で14得点と、リーグ屈指の攻撃力を誇る中央大学。 早稲田は前節の負けを払拭することが出来るか。

 GW中ということもあり、いつもより多くの観客が詰め掛け た今ゲーム。早稲田は、中川翔平(スポ3)がFWとしてスタメ ンに名を連ねた。前半、立ち上がりから両チームの激しい 主導権争いが展開される。DFラインの裏を狙ってボールを 送り込んでくる中大に対し、早稲田は左サイドからの攻撃 を中心とした攻めを見せる。だが、先制したのは中大。21 分、早稲田は中大の9番・斎藤に、二人がかりでディフェン スにいったもののクロスを上げられ、そのボールをあっさ り決められてしまう。早めに追いつきたい早稲田は26分、 中野大輔(スポ3)がミドルシュートを放つが、これは相手キ ーパーがキャッチ。その後、早稲田が攻めあぐねていると 、37分、中大は右サイドからのクロスをヘディングシュー ト。キーパー・河野猛(社3)がこれを弾くが、そのこぼれ球 を11番・小池に頭で押し込まれ0-2。早稲田は2点を追う苦 しい展開となる。42分にも、クロスバー直撃のヘディング シュートを許すなど、押され気味の早稲田だったが、45分 、FKからのボールを塗師亮(スポ4)が前線にパス。これを中 川翔が決め、早稲田が1点を返し1-2で前半を終える。

 後半、試合はさらに大荒れの展開となる。47分、中大の小 池が左サイドでボールを受けると、マークについていた服 部大樹(スポ3)があっさり振り切られ、小池にこの日2点目 となるゴールを右隅に流し込まれる。すると早稲田は50分 、岡根直哉(スポ2)の自陣からのパスを、左サイドにいた反 町一輝(スポ3)がスルー。これが前線に上がっていた塗師に 通り、塗師はゴール前へのグランダーのパス。これをまた もや中川翔が落ち着いて決め2-3。一気に同点、あるいは逆 転したい早稲田だったが、61分、中大に左サイドの空いた スペースを突かれ、4点目を許してしまう。2点を追う早稲 田は64分に松本怜(スポ3)を投入。その直後、コーナーキッ クの競り合いのこぼれ球を中川翔がシュートを放つ。これ は相手キーパーに阻まれるも、そのこぼれ球を岡根が詰め ゴール。再び1点差に迫り早稲田ペースになると思われたが 、大事な次の1点を奪ったのは中大。71分に、エリア内の混 戦のボールを押し込まれ3-5。もはや攻めるしかない早稲田 は、78分、DFを一枚削り、代わりにFWの皆川翔太(スポ2)を 投入し超攻撃的布陣でゴールを目指す。しかし、試合終了 間際に皆川が放ったミドルシュートもバーを叩くなど、得 点は奪えず、結局3-5のまま試合終了。壮絶な打ち合いとな った試合は中大が制した。

 この試合、早稲田のディフェンスは完全に崩壊した。自陣 でのプレスやマークが甘く、ゴール前で相手に簡単に前を 向かせ、ボールをつながれシュートを打たれる場面が多々 あった。何よりもまず守備の改善が必要であろう。リーグ 戦の前期も半分を過ぎ、心身ともに疲れも出てくるこの時 期、チームはまさに正念場を迎えている。次節まであまり 時間はないが、チーム一丸となってこの苦境に立ち向かい 、5月10日の駒澤大戦では何としても勝利を掴んでもらいた い。

関連URL
ア式蹴球部公式ホームページ

(TEXT=岡崎聡、PHOTO=池田恩)
 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる