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2008/5/13 [ア式蹴球部]

序盤の二失点で駒澤大に敗れ、悪夢の三連敗。

 
 
早大
0
0-2
2
駒沢大
0-0

関東大学サッカーリーグ戦
第8節
早稲田大学×駒沢大学
5月10日(土)
たつのこフィールド

 5月10日、龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて関東 大学リーグ第8節、対駒澤大学戦が行われた。前節では、中 央大学を相手に3-5で敗れ、今季初の連敗を喫した早稲田 。上位に踏みとどまるためにも、何としても三連敗は避け たいところである。対する駒澤大は、シーズン序盤は躓い たものの次第に調子を上げ現在三連勝中であり、順位も4位 まで浮上してきている。昨年の対決では、3戦3勝と比較的 相性の良い相手から、早稲田は悪い流れを断ち切り白星を あげることができるか。

 早稲田のゴールマウスには、第2節以来久々に伊藤拓真(ス ポ4)が戻ってきた。しかし、試合は序盤から動く。早稲田 は10分、ロングスローからのボールをつながれ、最後は駒 大・森本にゴール右隅に流し込まれ早々と先制を許してし まう。17分には、中盤からの縦パスを受けた12番・三島に 強引に中央を突破されると、早稲田のDF二人も振り切られ 追加点を奪われてしまい、0-2。2点ビハインドとなり、前 半のうちに1点でも返したい早稲田だが、なかなか決定機を 作り出せない。それでも37分、ゴール前で獲得したフリー キックを、反町一輝(スポ3)が直接狙うがバーの上を通過。 続く39分にも、左サイドからのスルーパスに反応した中川 翔平(スポ3)がゴール前に飛び込むも、これもゴールならず 。結局、早稲田は得点を奪えず前半を終了し、0-2で試合を 折り返す。

 後半に入っても、流れをつかむことが出来ない早稲田。チ ャンスすら生み出せない状況を打破しようと、突破力のあ る松本怜(スポ3)を56分から投入する。しかし、攻撃はかみ 合わずシュートを打てない時間が続く。一方の駒大は、守 備を固めつつ、前半と同様、ひたすらDFラインの裏をめが けてボールを蹴り込みチャンスをうかがう。すると66分、 ロングボールに反応した8番・山崎が抜け出しミドルシュー トを放つ。しかし、これはキーパー・伊藤がセーブし事な きを得る。その後も、早稲田は選手交代などで反撃の糸口 を探るも、駒大の必死のディフェンスを崩せないまま時間 だけが経過していく。後半は早稲田のシュートもわずか1本 に終わり、これといった見せ場もなく試合終了のホイッス ル。0-2で敗れ、上位の背中が遠のく3連敗となってしまっ た。

  連勝中のチームと連敗中のチームの勢いの差がそのまま内 容に表れた試合だった。相手の駒大は、試合中もよく声が 出ており、最後まで集中を切らさず90分間自分たちのサッ カーを貫いていた。方や早稲田は、連敗中な上、序盤の2失 点で完全にペースを見失ってしまった。勝ちたいという気 持ちとは裏腹に、攻守ともにチームとして上手く機能して いない試合が続いている。この3連敗で、首位の国士舘大学(20) との勝点の差は10にまで開き、順位も6位に沈んだ。リーグ 戦前期も残り3節、今後も厳しい試合が予想されるが、その 中で早稲田は自分たちのサッカーを確立し、勢いを取り戻 すことができるのか注目である。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=岡崎聡、PHOTO=神崎風子)
 


 
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