WasedaWillWin.com
 
2008/5/21[競走部]

好記録続出!関東インカレ前半戦レポート

 トラックシーズン最初の大一番、関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)が17日に開幕した。

国士舘戦

 晴天に恵まれた大会初日の17日。この日は1500mの予選・決勝が行われ、早稲田は3選手が入賞を果たした。男子1部では、予選は余裕を残し4着で通過した高橋和也(スポ4)とルーキーの岡崎達郎(人1)が決勝へと駒を進めた。決勝では驚異的なペースで飛び出した山梨学院大のモグスの後2位以下は大混戦の展開となり、高橋は久々に3分50秒を切る好タイム、また岡崎も自己記録を更新する走りを見せながらも、それぞれ8位、11位と勝負に勝ちきれない悔しい結果に。また女子では石橋早希江(教4)が予選・決勝ともに先頭で積極的にレースを展開するも、ラスト200mが伸びず7位に止まった。男子2部に出場した吉井弘樹(M1)はタイムこそ振るわなかったが、3位入賞と健闘した。

 また、同日行われた4×100mリレーの予選では、男子が木村慎太郎(スポ3)‐江里口匡史(スポ2)‐楊井佑輝緒(スポ4)‐木原博(スポ3)のオーダーで組2着に入り決勝進出、女子は冨山和子(教2)‐津留加奈(スポ3)‐山本望(スポ2)‐桑原千紘(スポ2)のオーダーで組2着に入り準決勝進出を決めた。それぞれ準決勝・決勝は第3日目の24日に行われる。


国士舘戦

 大会2日目の18日は女子が素晴らしい活躍を見せた。400mでは、前日に行われた予選・準決勝を共に1着で危なげなく通過した桑原千紘が、決勝でも前半から積極的に入り54秒86という好記録で見事優勝。5月4日の早大記録会で55秒55の早稲田新記録をマークした桑原だったが今大会では予選から55秒23で記録を更新し、その勢いは収まる事無く決勝で54秒台に突入した。また同じく決勝へと駒を進めた津留も自己ベストを更新する走りで6位に入った。更に、100mハードルでは山本望が準決勝で13秒97の早稲田新記録をマークし、決勝で3位入賞と健闘した。この絶好調女子短距離陣は4×400mリレーの予選においても、冨山‐桑原‐山本‐津留のオーダーで他のチームを大きく引き離し1着。25日に行われる決勝で本種目早大初の優勝を狙う。

 また、男子も100mで木原博が3位、木村慎太郎が6位入賞。春先から好調を維持していた木原は走る度に自己記録を更新。決勝では向かい風1.8mという悪条件でありながら10秒54で走りきり、勢いそのままに表彰台へと駆け上がった。また木村も決勝では最高のスタートを見せ、50m付近までは先行していたため6位という結果が悔やまれる。110mハードルでは飯田将之(スポ3)が4位入賞。予選・準決勝共に1着で通過した飯田であったが、決勝では焦りが出たのか8台目のハードルに引っかかり悔しくも表彰台まであと一歩都届かなかった。また、10000m競歩では関根崇(政経3)が43分25秒20の早稲田新記録で5位入賞を果たした。強い日差しの下で行われた過酷なレースであったが、積極的にレースを展開した関根は最後までフォームを崩すことなく10000mを歩ききった。


 関東インカレ前半戦は天候にも恵まれ、早稲田新記録や自己新記録が続出した。それと同時に好記録を出しながらも順位に結びつかない選手も多く見られ、勝負の厳しさを痛感する2日間となった。今大会は24日、25や日へと続き、200mや5000m、リレー種目などの決勝が行われる。選手達の熱い走り・歩き・跳躍・投擲を見に、是非とも国立競技場へ足を運んで頂きたい。

関連URL
早稲田大学競走部公式サイト

(TEXT=神崎風子、PHOTO=岡崎聡)
 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる