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2008/9/8 [ア式蹴球部]

リーグ戦後期開幕戦、専修大に2−0で勝利し白星スタート

 
 
早大
2
1-0
0
専修大
1-0

関東大学サッカーリーグ戦
第12節
早稲田大学×専修大学
9月6日(土)
駒沢オリンピック公園総合運動場第2球技場

 9月6日、駒沢オリンピック公園総合運動場第2球技場にて、関東大学リーグ第12節対専修大学戦が行われた。前期は5連敗を喫するなど、思うような戦いが出来ずリーグ戦を7位(4勝6敗1分:勝点13)で折り返したア式蹴球部。上位進出のためにも、後期開幕戦となるこの試合では勝利が欲しいところである。対する専修大は、前期6位。早稲田が第2節で黒星を喫している(●2−3)相手である。前期で見えた課題を修正し、早稲田はリーグ戦後期の幸先の良いスタートを切れるか。

 早稲田のシステムは、前期と同様の4−2−2−2。しかしこの日は、前期はボランチでの起用が多かった塗師亮(スポ4)、が梅澤誠司(教4)と共にセンターバックのポジションに入った。蒸し暑い気候の中始まった試合は、早大が序盤から積極的にシュートを放ち、次第にリズムを掴む。7分、キーパー伊藤拓真(スポ4)からのボールを渡邉千真(スポ4)が頭で落としたところを、菅田恭介(人3)がミドルシュートを放ちチームを勢いづける。17分には、第9節以来のスタメンとなった中野大輔(スポ3)が、右サイドに展開した中川翔平(スポ3)のパスを受け、中央に切り込み強烈なシュート。これは相手キーパーに阻まれてしまう。しかし、待望の先制点は次の瞬間。18分、野田明弘(スポ2)からのコーナーキックのボールを中川翔がニアで合わせゴール。その後も、早大がやや押し気味に試合を展開。相手のマークの甘いサイドを効果的に使い攻撃を組み立てる。25分には、中川裕平(スポ3)からのセンタリングに対し、ゴール前の競り合いでこぼれたところを中野大が右足を一閃するが、これもまたもやキーパーに阻まれてしまう。一方の守備は、常に数的優位の状況を作る組織的なディフェンスで専大のチャンスの芽を摘み取っていく、結局、早大は専大のシュートを僅か1本に封じ、1-0で試合を折り返す。

 迎えた後半、1点を追う専大が猛攻を仕掛ける。54分にはゴール前中央の位置からのミドル。55分には左サイドを突破した9番・神村にシュートを打たれ、早大はゴールを脅かされる。その2分後には、ゴール前にスルーパスを通され、最大のピンチを迎える。しかしここは、野田の決死のスライディングで事なきを得る。すると58分、早大はコーナーキックのクロスにまたしても中川翔が頭で合わせ2点目。1点目と全く同じ形で早大が貴重な追加点を上げリードを広げる。専大がペースを掴みかけていた時間帯での得点だっただけに、相手に与えたダメージは大きかった。試合を優位に進める早大は、75分、中野大に代え服部健大(教1)をピッチに送る。初出場となった服部は、序盤は硬さも見られたが、82分には渡邉からのパスをワンタッチでさばき中川翔のシュートを演出するなど、上々のデビューを果たした。この日の早大は、最後まで声が出ており、落ち着いたプレーで攻守共に安定した試合運びを見せる。試合は結局2−0のまま終了。早大は後期開幕戦を白星で飾った。

 苦しんだ前期の試合と比べ、この日は選手達が終始相手に対し冷静に対応できていた印象を受けた。守備面では早めのカバーリングや、攻撃でも大胆なサイドチェンジを見せるなど、選手各自が周囲をよく見たプレーが出来ており、夏を越えチームとしての完成度は上がっているようである。また、この日は途中出場の服部を含めリザーブに4人の一年生が名を連ねた。昨年、中野遼太郎(スポ2)が後期から頭角を現し、レギュラーに定着したように、上級生を脅かすようなルーキーが今後現れるのかも注目である。 リーグ戦後期をまずまずのスタートを切ったア式蹴球部。次の試合も勝って、連勝で一気に波に乗ってほしい。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=岡崎聡、PHOTO=神崎風子、EDIT=池田恩)
 


 
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