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[競走部] 

学生の頂点を目指し繰り広げられた熱き戦い 
第77回全日本インカレレポート


 110mHの飯田将之(スポ3)は、準決勝で早稲田新記録となる13秒84をマークすると、決勝でもスタートからトップを一度も譲らない盤石のレースで見事優勝を果たした。関東インカレでは決勝進出を逃した男子4×400mRも決勝進出。決勝では序盤はトップ争いを演じるも、中盤以降自力に勝る他チームに徐々に離され5位に終わった。

新キャプテンの藤森選手

 その他、男子槍投げで矢野恵太(スポ4)が5位、男子円盤投げで岡先聖太(M2)、男子10000mWで関根崇(政経3)がそれぞれ7位入賞を果たした。十種競技では、有間佳一郎(人2)が最後の種目1500mを全体1位の記録で駆け抜け逆転で8位入賞。関根と有間はそれぞれ自ら持つ早稲田記録を更新した。

 女子では、まず大会初日の1500mで石橋早希江(教4)が3位に入った。決勝、キンゴリ・アン(日大)ら三人がスタートから飛び出す中、石橋は第二集団でレースを展開。その後1200m付近でスパートをかけ2位にまで浮上する。ラストの直線で立命大・田中に抜かれるも見事3位でゴール。タイムも4分24秒04の自己新記録であった。石橋は大会最終日に行われた5000mでも8位に入り、最後のインカレで二種目入賞を果たした。 また、100mHと400mHに出場した山本望(スポ2)は両種目で決勝に進出。結局100mHが5位、400mHでは8位に終わり表彰台には届かなかったが、いずれも今大会で自己ベストを更新しており、夏の練習の成果を発揮した。400mHでは、津留加奈(スポ3)がスタートから飛ばしトップ争いを演じるも後半伸びず4位。タイムも目標としていた57秒台には届かず、悔しい結果となった。優勝を狙った4×400mR。桑原千紘(スポ2)−津留−冨山和子(教2)−山本のオーダーで臨んだ決勝。前半型のオーダーを組んだ早稲田は、狙い通り2走の津留がトップで3走冨山にバトンパス。冨山は福島大、都留文科大に抜かれ3位に後退してしまうが、上位とは僅差でアンカーへ。山本は必死の走りをみせるがラストの直線で中央大にかわされ4位でフィニッシュ。これまで6本のレースをこなし疲労がピークに達していたであろう山本。ゴール後はショックを隠しきれない様子であったが、今大会の奮闘ぶりは素晴らしいものだった。

新キャプテンの藤森選手

 チーム全体で挑む最後の試合である全カレを終え、トラックシーズンも山場を越えた。しかし短距離陣には、日本選手権リレーが来月に控える。特に、昨年、97年から続く連覇が止まった4継メンバーにとっては、絶対に勝たなければならない試合だ。「今回バトンパスが上手くいかなかった」と言う、エース区間の2走を務める江里口も「次(日本選手権リレー)は絶対に失敗は許されない。勝ちを狙いに行く」と気を引き締める。全カレの勢いのままに優勝し、新たな歴史を作ってほしい。一方、今回合宿直後ということもあり結果の振るわなかった長距離陣は、ついに駅伝シーズンに突入する。竹澤健介(スポ4)主将を中心にチーム一丸となって、三大駅伝での活躍を期待したい。

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関連URL
早稲田大学競走部ホームページ

(TEXT・PHOTO=岡崎聡、EDIT=池田恩)

 

 


 
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