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久々の出場で、FKによる1得点、チーム最多の4本のシュートを放つなど期待に応えた反町一輝(スポ3)。
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右サイドバックとして出場し、攻撃でも何度か起点になるプレーを見せたキャプテン塗師亮(スポ4)。
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関東大学サッカーリーグ戦
第18節
早稲田大学×順天堂大学
10月18日(土)
龍ヶ崎市たつのこフィールド
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10月18日、龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて、関東大学リーグ第18節対順天堂大学戦が行われた。前節は、首位の流通経済大に0-1で敗れ5連敗を喫した早稲田。後期開幕戦(第12節)以来の勝利を目指す。対する順天堂大は、今シーズン未だ1勝で最下位に沈んでいる。2部降格を争う両チーム、勝って1部残留を引き寄せられたのはどちらのチームなのか。
早稲田のシステムは、前節までと同様の4-2-2-2。しかし、スタメンの顔触れには若干の変化があった。2トップには、エース渡邉千真(スポ4)と反町一輝(スポ3)を起用。FWとしての出場が続いていた中川翔平(スポ3)は左サイドハーフ、右サイドには岩田啓祐(教4)が入った。
内容よりとにかく結果が欲しい早稲田。しかし10分、ゴール前に放り込まれたボールをクリアしきれなかったところを9番・田中に拾われると、そのままドリブルで持ち込まれゴールネットを揺らされてしまう。前節に続く立ち上がりの失点…。チームに不穏な空気が流れる。早めに追いつきたい早大は、渡邉が中盤まで下がってボールを受けるなど、渡邉を中心とした攻撃の組み立てをみせる。迎えたチャンスは25分。中川翔からのクロスを渡邉が落とし、まず反町がシュート。こぼれたところを渡邉が押し込もうとするが、ボールはキーパーの正面。27分には、相手キーパーのミスキックから反町がドリブルでゴール前に持ち込み、走り込んできた中川翔へラストパス。しかし、力んでしまったのか中川翔が放ったボールはゴールの上を通過。早稲田はここでも決定力不足を露呈してしまう。その後は、順大にシュートまで持ち込まれる場面も見られ、順大ペースのまま前半を終える。
勝負の後半。しかし、次の1点を奪ったのはまたしても順大。52分、早大は左サイドを崩され中央にクロスを上げられると、ゴール前で細かくつながれ最後は田中がこの日2点目のゴール。これで2点差。早大は窮地に追い込まれてしまう。その後も、順大のシンプルにボールをつなぐ攻撃に翻弄されシュートを浴びせられる。特に2列目以降から飛び出してくる選手に対するマークが甘く、肝を冷やす場面が度々あった。早大の反撃は71分、左サイドに張っていた反町が、中野遼太郎(スポ2)からのパスを受け左足を一閃。だが、キーパーのファインセーブに遭い得点ならず。それでもその1分後、ゴール前でFKを獲得するとキッカーは反町。左足から放たれた低い弾道のボールは、壁の間をすり抜け見事ゴール左隅に突き刺さった。1点差に詰め寄り息を吹き返した早大は、その後途菅田恭介(人3)、幸田一亮(スポ2)を投入し最後の猛攻をかける。しかしあと1点が遠く、結局1-2のまま試合終了。順大に4月29日以来の2勝目を献上した早稲田は、6連敗となってしまった。
最下位の順大にまさかの敗戦を喫した早稲田。前後半とも立ち上がりの失点。得点もセットプレーからの1点のみと、またしてもいわゆる「流れの中からのゴール」は奪えなかった。勝ちたい気持ちとは裏腹に、この日も攻守とも安易なミスが目立ち精彩を欠いていた。内容でも次につながる明るい材料は多くはない。今の早大にとって、もはや相手は関係なく、「いかに自分たちのプレーをすることが出来るか」が今後勝利への鍵となってくるだろう。
この日、同じ勝点16で並んでいた東京学芸大が引き分け勝点を上積みしたため、早大はついに2部降格圏内の11位に転落した。しかし、勝点の差はわずか1。リーグ戦はまだ4試合も残っており、逆転は十分に可能だ。そして次節は、奇しくもその東学大との直接対決(10月25日、西が丘サッカー場、11:30キックオフ)。もうこれ以上負けるわけにはいかない。選手達は気持ちを切り替えて大一番に臨んでほしい。また、その日は集中応援日であり、早稲田の応援に来た方は無料で観戦できる。是非とも会場に足を運んで、選手達に声援を送ってほしい。
関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト
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