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この試合2アシストの野田明弘(スポ3)。 今年も精確な右足は健在。
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貴重な追加点を決めた中川翔(左)と松本怜(右)の両4年生。試合後には、笑顔を見せた。
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関東大学サッカーリーグ戦
第2節
早稲田大学×中央大学
4月18日(土)
駒沢陸上競技場
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4月18日、駒澤陸上競技場にて関東大学リーグ第2節対中央大学戦が行われた。リーグ初戦となった前節では、ほぼ盤石の試合運びを見せ筑波大に3-0で快勝し、2009年度シーズンを白星でスタートさせたア式蹴球部。今節の相手は、昨年度のインカレ王者である中央大学。第1節を勝ってこの試合を迎えた両チーム、連勝で勢いに乗るのはどちらのチームなのか。
前節と同じスタメンで臨んだ早稲田。序盤は中大のペースに。高い技術を持つ選手が多い中大は、開始から得意のサイド攻撃を駆使し早大ゴールに迫る。反撃したい早大は14分に菅田恭介(人4)のパスを受けた中川翔平(スポ4)が惜しいシュートを放つが、その後は相手の激しいチェックの前に前節のような中盤でのパス交換を封じられ、なかなかチャンスを生みだせない。それでも、次第に早大がペースを掴み始めると、40分には富山貴光(スポ1)が個人で持ち込み最後は山中真(スポ2)がミドルシュート。しかしこれは相手キーパーの好セーブに遭い得点ならず。前半は0-0のまま終わると思われた43分、野田明弘(スポ3)が絶妙のタイミングで右サイドのスペースに飛び出し松本怜(スポ4)からのパスを受けると、ゴール前に鋭いクロス。これを山中が冷静にボレーで流し込み、早稲田が先制。山中は嬉しい大学リーグ戦初ゴールとなった。序盤押され気味だった早大であったが、終盤迎えたチャンスをしっかりものにし、1点リードで試合を折り返した。
迎えた後半、開始から中大が積極的にシュートを放つが、試合の流れを左右する大事な次の1点を奪ったのは早大だった。57分、自陣からのパスを受けた松本が得意のドリブルでサイドに抜け出すと、中央に切り込んで左足を一閃。ボールは相手DFに当たりながらも、ゴールネットを揺らした。試合が進むに従い、運動量と集中力に陰りが見え始める相手に対し、早大の勢いは止まらない。64分には、またしても松本が右サイドの突破から中央で待つ中川翔がシュート。71分には山中の強烈ミドルのこぼれ球を中川裕平(社4)が詰め中大ゴールを脅かす。そして、この日3度目の歓喜の瞬間は74分。野田のスローインのボールを、ゴール前の中川翔がDFを背負いながらも上手く反転して技ありのシュート。これが見事に決まって勝負あり。終盤の中大の攻撃も岡根直哉(スポ3)、服部大樹(スポ4)ら守備陣が体を張ったプレーでシャットアウトした早大が3-0で勝利した。
試合序盤は相手にペースを握られながらも、決して受け身になることなく冷静なゲーム運びで流れを引き寄せ、終わってみれば3点差の快勝に終わった早稲田。相手に主導権を渡さない意味でも、2試合連続での無失点は大いに評価できる。また、この試合では前節のようなショートパスを繋ぐスタイルに加え、ロングボールで相手の裏のスペースを狙う動きを何度も見せるなど、攻撃にも幅を持たせていた。今年の早稲田の特徴でもある攻守の切り替えの早さも光った。中盤の選手の豊富な運動量が、高い攻撃力を支えているのであろう。 そして、この2試合の選手達の戦いぶりから窺えるのは、常に「次の1点を貪欲に狙っていく」というチームとしての明確なコンセプト。この積極的な姿勢が選手個々の迷いを取り払い、全体として質の高いプレーを生んでいる。 これで早稲田は開幕2連勝。選手達も自信を深めていることだろう。この勢いを止める訳にはいかない。中3日で迎える次節(4月22日、江東区夢の島競技場、15:30キックオフ)、連勝を更に伸ばし着実に勝ち点を積み重ねていってほしい。
関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト
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