5月23〜24日、4日間にわたって開催される関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)の後半戦が国立競技場にて行われた。
|
|
|
走幅跳で2位入賞を果たした堀池靖幸(スポ4)。
次は6月に行われる日本選手権で上位入賞を狙う。
|
大会三日目に行われた男子4×100mR決勝。江里口匡史(スポ3)−木村慎太郎(スポ4)−梶将徳(スポ1)−木原博(スポ4)のオーダーで臨んだ早稲田は、見事大会2連覇を成し遂げた。ライバル筑波大との一騎打ちが予想されたレース、1走の江里口が抜群の飛び出しで筑波大1走の安孫子と互角に渡り合えば、「相手を意識せず、自分のレーンだけ見て思いきっていけた」という2走の木村も伸びのある走りを見せる。2、3走で筑波大のバトンパスがもたつく間に一気に差を広げた早大は、ルーキーの梶が堅実にバトンを繋ぐと、アンカーの木原が追いすがる後続を振り切りトップでフィニッシュ。タイムも38秒97を記録し、圧倒的な強さを見せたワセダの4継。9月の全日本インカレでは、バトンパスの精度をさらに上げ、日本学生記録(38秒57)の更新を狙う。 また、2走を務めた木村は200mでも5位入賞。先週の100mに続き、2種目で入賞を果たした今大会を振り返り、本人は試合後「最後の関カレで、4年としてチームに貢献できてよかった」と安堵の表情を見せた。
男子は4×400mRでも4年ぶりに決勝進出。序盤から筑波大がトップをひた走る中、終始2位争いを引っ張った早大は、ラストで順大に0.01秒差で交わされるも、3分06秒80の早稲田新記録で堂々の3位。個々の走力を更に高め、次は表彰台の頂を目指す。
跳躍ブロックでは、男子走幅跳に堀池靖幸(スポ4)が登場。冬に骨折した影響で今シーズン出遅れていた堀池だったが、1本目にいきなり7m64を記録すると、3本目までを終えて3位につける。続く4、5本目は、記録を狙いすぎるあまり跳躍にばらつきが出てしまうものの、「気持ちを切り替えて臨めた」という最終6本目、観客の手拍子を背に7m85の大ジャンプ。大会新記録となる7m93をマークした順大・鈴木には及ばなかったものの、ここ一番の集中力で2位に食い込み、7月に行われるユニバーシアード代表としての意地を見せた。
男子棒高跳では笹瀬弘樹(スポ2)が大会連覇を狙ったが、自己記録を大きく下回る5m10に終わり3位。また、同種目に出場した安藤大地(政経1)、土井翔太(スポ1)の両1年生もそれぞれ4位、7位に入った
。
|