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日体大を相手に、鋭い突っ張りをくりだす
新人の元杉有成(社学1)
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そんな雰囲気を断ち切ろうと挑んだ2回戦の対大東文化大戦。2部リーグ3位の格下を相手に、苦しい状況は依然続く。回転の良い突っ張りで相手に廻しを与えず、自分の態勢に持ち込んだ植田や、重量感ある相撲で相手を寄り倒した青山によって2点を先取した早稲田だったが、その後は形勢が逆転。勢いのある大東文化大の押しの前に中堅、副将は星を落としてしまう。この時点で勝負は2対2の引き分け、勝敗のゆくえは大将・川端に託された。
チームメイトに背中を押され、挑んだ大将戦。低く当たった川端は、相手の懐に潜り込むように中に入る。しかし、相手はそんな動きをよく見ていた。透かさず川端を突き放すと、今度は逆に深く潜り込む。対する川端は応戦しようと引きにかかるが、相手はなかなか前に落ちない。結果、先に土俵を割ることになってしまった。2回戦は、2対3で敗退。
後がなくなった早稲田は3回戦、日本体育大学と対戦。力強い突っ張りで前に出た元杉や、低い姿勢を終始崩さなかった植田など、一人ひとりは自分の持ち味を活かした相撲を見せる。しかし相手は、上位入賞の常連校。体格を活かした重い突っ張りや前に出る圧力は、相手の方が一枚上手だった。立会いから相手ペースに持ち込まれた早稲田の5選手は、すべての星を落としてしまい敗退した。
すべての試合終了時の結果は、0勝3敗。新入生を初めとする部員全員の健闘空しく、予選敗退で今大会を終了した。さらに、2部リーグへの降格も決定した早稲田。厳しいシーズンの幕開けを象徴する試合となった。
●同時に行われた個人戦の結果
川端洋介:3回戦敗退
植田力康:2回戦敗退
元杉有成:2回戦敗退
近藤翔太:1回戦敗退
藤原大樹:1回戦敗退
青山智昭、青山貴昭:欠場
【試合後のコメント】
主将・川端:「今期初めての団体戦、勝つ事ができずに非常に残念。2部リーグに落ちてしまい、夏の選抜大会には出場できなくなった。チームにとっては非常に厳しい状況だが、また一から気持ちを引き締めなおして、次の大会に挑んでいきたいと思っている。」
関連URL
早稲田大学相撲部BLOG
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