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副将としてチームを牽引する中野大輔(スポ4)。 チーム屈指の技術の高さを誇る。
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この試合ではFWとして出場とした松本怜(スポ4)。 貴重な追加点を挙げ勝利に大きく貢献。
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関東大学サッカーリーグ戦
第12節
早稲田大学×神奈川大学
9月7日(月)
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
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9月7日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にて、関東大学リーグ第12節対神奈川大学戦が行われた。リーグ戦前期は、勝点17の5位で終えた早稲田大学ア式蹴球部。後期初戦の相手は前期8位(勝点13)の神奈川大学。前期は11試合で8失点と堅守が光るチームだ。リーグ戦優勝、更なる上位進出を狙う早稲田は、後期リーグの開幕を白星で飾ることが出来たのか。
早稲田のシステムは4-4-2。リーグ戦初スタメンの石川峻己(スポ2)が、ボランチの一角に入った。序盤から両チームによる主導権争いが繰り広げられる中、早大は神大の激しいプレッシャーの前になかなかペースを掴めない。それでも11分、野田明弘(スポ3)の右サイドからのFKの折り返しを拾った畑尾大翔(スポ1)がボレーシュートを放ち、相手ゴールに迫る。その後も野田のキックやワンタッチパスなどから攻撃を組み立てようと試みる早大に対し、神大はロングボールを多用。しかし、畑尾、小川諒(スポ3)の両CBが悉く跳ね返しゴールを割らせない。そんな中、試合が動いたのは31分。中盤からのロングフィードを上手く足元に収めた中川翔平(スポ4)がドリブルで持ち込もうとしたところを倒されPKを獲得。これを中川翔自身がきっちりゴール左に決め、1-0のまま前半は終了する。
追加点が欲しい早大。49分には右サイドを駆け上がった松本怜(スポ4)のクロスが中川翔に通りシュートを放つが枠をとらえられない。すると、次第に流れは神大に傾く。暑さの影響からか運動量が著しく低下した早大に対し、長短のパスをうまく織り交ぜるようになった神大が攻勢を仕掛ける。68分には、スルーパスを受けた神大の10番・三平にゴール前まで個人技で持ち込まれピンチを迎えるも、ここは体を張ったディフェンスで辛うじて凌ぐ。早大も、小井土翔(教2)、上村俊介(スポ4)といったフレッシュな選手を73、74分と立て続けにピッチに送り込み反撃のチャンスを窺うが決定機は生み出せない。その後も1点差の緊迫した展開が続くなか、89分。松本が野田からの縦のロングボールに鋭く反応。相手守備陣の一瞬の隙をつきDFライン裏へ飛び出しドリブルで持ち込むと、キーパーの動きを見て冷静にゴール右へ流し込んで勝負を決める2点目。早大が2-0で勝利を収め、リーグ戦後期を白星でスタートした。
2-0というスコアほど楽な展開ではなく、内容的にも決して満足できる試合ではなかった。2得点とも相手を崩してのゴールではなく、また、パスミスも目立つなど攻守両面でまだまだチーム全体としての精度を上げていく必要がありそうだ。結果、内容ともに相手を圧倒しての勝利が理想であることに間違いはないが、いかなる状況でもきっちり勝ちを拾っていくことがリーグ戦では何より重要である。そういった意味では、この試合の勝利は大きい。今後着実に勝点を上積みしていく中で、ワセダの確固たる強さが育まれていくことを期待したい。
後期も厳しい戦いが予想される関東大学サッカーリーグ。現在4位の早稲田だが7位までの勝点差は僅か5。次の試合も勝利して勢いに乗ってほしい。
関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト
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