|
|
|
FWの中川翔平(スポ4)。 2試合連続ゴールはならなかった。
|
|
|
|
|
得意のドリブルで相手ゴールを脅かし続けた松本怜(スポ4)。
|
|
|
|
関東大学サッカーリーグ戦
第13節
早稲田大学×国士舘大学
9月11日(金)
埼玉スタジアム2002第2グラウンド
|
9月11日、埼玉スタジアム2002第2グラウンドにて関東大学リーグ第13節対国士舘大学戦が行われた。前節では2-0の完封勝利を収め、後期リーグを白星でスタートしたア式蹴球部。この試合も勝って波に乗っていきたいところである。対する国士舘大学は現在7位(勝点15)。今季はなかなか調子が上がらず苦しい戦いが続いているが、昨季2位の実力あるチームだ。上位進出を窺う両者にとって、どうしても欲しい勝点3を挙げたのはどちらのチームだったのか。
前節から中3日で迎えたこの試合、ドイスボランチの一角には、リーグ戦初スタメンとなる柿沼貴宏(教2)が起用された。序盤からボールを支配する早大は、中野大輔(スポ4)や松本怜(スポ4)が精力的に前線で動き回りゴールを狙う。14分には、中野大とのパス交換から抜け出した松本のクロスに中川翔平(スポ4)がニアで合わせシュートを放つ。良い流れで立ち上がりを乗り切った早大だったが、23分。DFのクリアがルーズになったところを国士舘大の10番・柏に拾われドリブルでゴール前に抜け出されると、GK菅野一弘(商3)がたまらずファール。PKを献上してしまう。これを柏にきっちりゴール右隅に決められ、国士大が貴重な先制点を挙げる。それでも中盤での落ち着いたボール回しから攻撃を組み立てる早大は39分、柿沼、中野大と繋いで山中真(スポ2)がミドル。40分には松本がスルーパスに反応しチャンスを迎えるも、どちらもゴールネットを揺らすことは出来ず、0-1のまま試合を折り返す。
迎えた後半。1点を追う早大は、60分。ロングボールをきっかけにゴール前に飛び出した柿沼が右足でゴールに流し込むが、判定は惜しくもオフサイド。すると、このプレーを機に早大の選手達の集中力が切れたのか、流れは再び国士大に傾く。63分、早大の左サイドのやや深めの位置からクロスを上げられると、33番・恵津森に頭で合わされ追加点を許してしまう。さらに78分にも、勢いに乗った国士大に決定的な3点目を奪われ0-3。一方の早大は、中盤ではボールが回るものの、敵陣内での最後の崩しがなかなかうまくいかない。88分の山中の渾身のミドルシュートも枠を外れ、結局1点も奪えないまま試合終了のホイッスル。0-3の完封負けを喫し、後期開幕2連勝は成らなかった。
ボールを支配する時間は長かったものの、終わってみれば3点差の完敗となってしまった早稲田。中盤でのパス回しには光るものがあるだけに、最後のゴール前での崩し、いわゆる「アタッキングサード」の攻略が今のチームの越えられない壁、課題となっている。フィニッシュの精度、ゴールへの意識を更に高め、次こそは流れからの得点を期待したい。また、この試合ではミスと連携面の甘さから失点を重ねてしまった守備陣も、大いに修正の余地がありそうだ。
2位の明治大から6位の早稲田大までの勝ち点差が5と、混戦の様相を呈している上位争い。その争いから脱落しないためにも、次節、連敗だけは何とか避けてほしい。
関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト
|