鍛え上げられた肉体を競い合う関東学生ボディビル選手権大会が10月11日、神奈川大学横浜キャンパスのセレスホールで開催された。早稲田からは7名の選手が出場し、混戦が予想される今大会の中で、全員が決勝に進出。個人や団体で好成績を残すなど、ワセダバーベルクラブの強さを見せ付けた試合となった。
そもそもボディビルは、筋肉の形やポージングの美しさを競い合う競技。選手は、審査員の前で、曲に合わせた数種類のポーズを決める。審査には8種類の決められたポーズが得点となる規定審査と、自由選択曲に合わせて、各自が自由なポーズをとるフリー審査の2種類がある。この2つの審査で高評価を得たものが最終的な勝者となるシステムだ。
早稲田はまず、筋肉の美しさで審査員にアピールをした。特に下村勇人(一文4)や菅野元気(教育4)のフリー審査は、肩幅の広さや胸の厚さを活かしたポージングと、黒々と奇麗に焼けた肌が、会場を沸かせた。次に、ポージングの美しさで見せたのは谷口健太(一文4)だった。ポーズの一つ一つが途切れることなく連続していく様は流れるようであり、曲と上手く調和していた。また、梶田竜嗣(教育1)と森村純平(教育3)も筋肉の美しさとボディーラインを会場にアピール。初出場とは思えないパフォーマンスで会場を沸かせていた。
10の大学と40名の選手が出場した大会は当初、混戦が予想された。しかし、早稲田からエントリーした選手、7人すべてが午前中の予選審査を通過。午後の決勝審査でも力を見せつける展開となった。審査の結果、早稲田は団体優勝。個人でも大半の選手が10位以内に食い込む好成績をあげ、下村勇人(一文4)が総合3位、梶田竜嗣(教育1)新人部門で優勝。更に谷口健太(一文4)がベストポーザー賞に輝く活躍をみせた。
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