まだ予断を許さない第4セット、菅野友美(スポ3)がブロードを見せるなど攻撃の幅を見せた。早稲田大学記念会堂、早稲田のホームでの開催を勝利で飾りたいところであった。しかし、粘りもあと1歩届かず24−26で4セットはやぶられ、1−3で松蔭大学戦を終えた。
リーグ戦を終え、早稲田の最終成績は0勝7敗、苦しくも2部との入れ替え戦で1部残留を掛けた試合に挑むことになった。高橋里枝(スポ4)主将が今リーグの最初に掲げていた“新しい早稲田”は十分に発揮できなかった。“新しい早稲田”の為に高橋ら4年生に残された時間はあと少し。11月1日の入れ替え戦、早稲田には勝利する以外の選択肢はない。
男子 10月18日(日)
予選リーグを5位で終了、前日の決勝リーグを亜細亜大学に3−0で勝利、中央学院大学戦を0−3で落とした。3部降格も視界に入ってしまう状況で18日に男子は最終日を迎えた。幸い、先に行われた中央学院大と亜細亜大の結果により、早稲田の3部降格は免れた。選手の間には少々安堵の表情が見えるようであったが、すかさずコートの外からは厳しい声が掛けられる。試合は3-2(26-24、21-25、23‐25、25‐22、15‐10)で早稲田の勝利。最後の試合を味わうかのように市川智之(スポ2)・伊藤康宏(スポ1)が立て続けに1枚ブロックで相手のスパイクを塞ぎこむ。これには、冷静だった会場も一瞬にして盛り上がった。
秋季のリーグ戦を通しての連日の敗戦の中では、精神的なプレッシャーもあったがチームとしては『吹っ切れてやろう』と話しあった。しかし、1部を経験してきた彼ら4年生にとって、自分たちで1部昇格を果たせなかったことには悔いが残る。その悔しさを晴らすインカレは後1ヶ月後に迫る。『(カットなどの)繋ぎのプレーでやれるだけの力を出し切りたいです。我武者羅に』と語る長内貴志(スポ4)。
1人が崩れるとボールは重力に沿って床へ吸い込まれる。1人のメンバーの重さを感じる秋だったかも知れない。誰一人として個性が被ることのないメンバーがいる男子であるこその存在感のあるプレーをインカレで見せて欲しい。
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早稲田大学バレーボール部ホームページ
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