ボディビルの学生日本一を決める第44回全日本学生ボディビル選手権大会が10月25日、八王子市の南大沢文化会館で開催された。各地から鍛え抜かれた身体を持つ選手が集る中、早稲田からは、7名の選手が出場。うち6名が決勝審査に進出し、5名が10位入賞に残るなど、競合選手たちを相手に早稲田は関東大会に続く強さをみせつけた。
午前中に行われた予選は、出場全選手が横2列に並び、前面・背面を審査員にアピールする形で行われた。14の大学30名の選手がひしめく審査だけに、筋肉の太さやキレだけではなく、ポージングの匠さや応援の多さなど、様々な要素でいかに審査員の目を惹くかが、勝負の分かれ目となる。早稲田はこの審査で強さを発揮。筋肉の大きさやポージングの美しさで会場を沸かし、審査員に好印象を得た。結果、関東大会で新人部門優勝を果たした梶田竜嗣(教育1)は惜しくも決勝への進出を逃したが、7名中6名が難なく予選をクリアする余裕をみせ、午後に行われる決勝審査へと駒を進めた。
早稲田はまず、筋肉の美しさで審査員にアピールをした。特に下村勇人(一文4)や菅野元気(教育4)のフリー審査は、肩幅の広さや胸の厚さを活かしたポージングと、黒々と奇麗に焼けた肌が、会場を沸かせた。次に、ポージングの美しさで見せたのは谷口健太(一文4)だった。ポーズの一つ一つが途切れることなく連続していく様は流れるようであり、曲と上手く調和していた。また、梶田竜嗣(教育1)と森村純平(教育3)も筋肉の美しさとボディーラインを会場にアピール。初出場とは思えないパフォーマンスで会場を沸かせていた。
決勝審査は胸・腹・腕・脚・背・モストマスキュラーというように、身体の各部位の筋肉を審査する部分賞審査から、比較審査、フリーポーズの順に競技が行われていった。全国大会だけに出場者は、どの選手も極限まで身体を絞り込んできている。そんなハイレベルな闘いの中でも、早稲田の選手は堂々としたアピールで会場を沸かせた。
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