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久々の先発出場で1ゴールと結果を残した中野大輔(スポ4)。
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得点をアシストした松本怜(スポ4)。 先日、来季からの横浜F・マリノス加入を発表した。
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関東大学サッカーリーグ戦
第19節
早稲田大学×明治大学
11月3日(火・祝)
駒沢オリンピック公園陸上競技場
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11月3日、駒沢オリンピック公園陸上競技場にて関東大学リーグ第19節対明治大学戦が行われた。2年ぶりのインカレ出場に向けて厳しい戦いが続いているア式蹴球部。前節では最下位の東海大相手に引き分けで終わってしまったため、今節は何としても勝点3を積み上げ順位を一つでも上げたいところ。そしてこの試合、早稲田の前に立ちはだかるのは現在リーグ戦3位の明治大学。先日(10月31日)の天皇杯3回戦では、J1・モンテディオ山形に3-0で快勝するなど勢いに乗っている。真冬のような寒さのなか行われた試合は、終盤に勝負所を迎えた。
前の試合無得点に終わった反省からか、序盤から攻撃的なプレーが目立つ早大。対する明大もしっかりパスを繋いで積極的にゴールを狙い、両チーム譲らぬ立ち上がりとなる。そんな中、攻めの姿勢が先に結実したのは明大だった。16分、早大の左サイドでボールを受けた8番・都丸が切り返して中央へクロスを供給すると、中央でFWの三田がヘディングで決め先制のゴール。すると、この得点を機に試合の主導権は完全に明大の手に移る。早大は、左サイドのスペースからDFラインの裏を狙われ、幾度となくピンチを迎えてしまう。それでも、相手の詰めの甘さにも助けられ追加点は許さず我慢の時間が続く中、苦境に立つチームに光をもたらしたのは松本怜(スポ4)だった。42分、岡根直哉(スポ3)の自陣からのロングフィードに反応しボールを受けると、右サイドを得意のドリブルで駆け上がり中央へ低く速いクロスを上げる。これを走り込んだ中野大輔(スポ4)が右足で合わせると、ボールはGKの手を弾きゴールに吸い込まれた。相手に支配される時間は長かったものの、中野大の14節以来となるゴールで追いついた早大は、同点のまま前半を終える。
前半終了間際の得点で流れを引き戻した早大は、格上の明大相手に一歩も引かず、松本の突破やここ数試合好調の小井土翔(教2)らを軸にゴールを目指す。62分には野田明弘(スポ3)からのクロスを受けた小井土が中央で粘り押し込もうとするも、ボールはポストを直撃し得点にはならず。続く71分の柿沼貴宏(教2)の渾身のミドルシュートも枠を外れ、どうしても2点目が遠い。すると、これまで耐え忍んできた守備が、個々の高い技術に裏打ちされた明大オフェンス陣に飲み込まれてしまう。まず80分に、エリア内でファールを犯し与えたPKを10番・山田に難なく決められ勝ち越しを許すと、その2分後には右サイドのやや深めの位置からのクロスを途中出場の阪野に頭で押し込まれ1-3。終盤で2点ビハインドを背負った早大は、選手交代などで必死にゴールへの糸口を探るが明大の堅い守備をこじ開けられず、なす術がないまま試合は終了。中盤まで堪えたものの、最後は地力で勝る明大の前に屈した早大は、インカレ出場(4位以内)が更に遠のく一敗となった。
前の試合から中2日という明大に対し早大は中8日と、コンディション面での優位性を生かせず黒星を喫したア式蹴球部。ここ3試合で1失点だったディフェンス陣は明大の緩急自在の攻撃に対応できず、攻撃面でも相手を脅かすことが出来たのは松本のドリブル突破だけとバリエーション不足は否めなかった。チームとして高い完成度を誇る明大が一枚上手だったと言わざるを得ない完敗であった。
またしても勝ち点3を挙げられず、4位以内浮上に向けチームは厳しい状況に追い込まれた。目標に掲げる舞台への切符を掴むため、残り3試合、もう一つの負けも許されない
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関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト
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