WasedaWillWin.com
 
2010/5/9[ア式蹴球部]

エース・富山が2試合連続ゴールも、勝ち点1どまり
関東リーグ第6節 筑波大に1−1で引き分け

 

積極的な攻撃参加を見せた左SBの幸田一亮(スポ4)。

 
 

2試合連続となるゴールを決めた富山貴光(スポ2)。今シーズンは早くも5得点。

 
早大
1
1-1
1
筑波大
0-0

関東大学サッカーリーグ戦
第6節
早稲田大学×筑波大学
5月9日(日)
NACK5スタジアム大宮



 5月9日、NACK5スタジアム大宮にて関東大学リーグ第6節対筑波大学戦が行われた。前節は強豪・流通経済大に勝利し、順位も3位に浮上したア式蹴球部。この試合も勝って勝ち点を伸ばしていきたいところである。対する筑波大は、現在順位こそ7位ながら前節は中央大に2-1で勝利するなど調子を上げてきている。早稲田にとって今季初の連勝がかかった試合は、両チームの力が拮抗した接戦となった。  

   開始直後から早大は、0分に奥井諒(スポ3)、2分に幸田一亮(スポ4)がサイドをドリブルで駆け上がり果敢にシュートを放つ。しかし、選手個々の高い技術を生かし、ドリブルと細かくパスをつないで攻撃を組み立ててくる筑波大に次第にペースを握られる。すると31分、中央からゴール前にスルーパスを通されると、パスを受けたFW・赤崎にドリブルで持ち込まれ、やや遠めの位置からのシュートでゴールネットを揺らされてしまう。一方、筑波大の素早いプレスに苦戦を強いられていた早大はその5分後、センターライン付近で相手のボールを富山貴光(スポ2)がカットすると、そのままドリブルで中央を突破し相手DFを振り切り20m付近から豪快にミドルシュート。これが見事に決まり、エースのゴールで試合を振り出しに戻して見せる。その後何度かピンチを迎えた早大だったが、GK菅野一弘(商4)の好セーブもあり1-1のまま前半を終える。

 後半に入っても互いに相譲らぬ展開が続くが、次第に筑波大の運動量が低下し早大がボールを支配する時間が増え始める。58分には幸田が左サイドからドリブルシュートを放つなど、得意のサイド攻撃で相手ゴールに迫っていく。63分には、左サイドの奥井からのクロスを鈴木隆司(商4)が押し込もうとし、そのセカンドボールを山中真(スポ2)が拾いミドルシュートを放つが枠を捉えられず。その後もボランチの中野遼太郎(スポ4)を起点にパスを散らし、67分には柿沼貴宏(教3)を投入するなどして勝ち越し点を狙うが、どうしてもゴールを割ることが出来ない。ロスタイムには奥井がゴール前に抜け出しキーパーと1対1の場面を迎えるが、シュートも威力なくキャッチされ試合終了のホイッスル。両チーム決め手を欠いた後半はともに無得点に終わり、1-1の引き分けとなった。

 相手に先制を許しながらも、冷静な試合運びで追いついたことは評価できる。しかし、特に後半は早稲田のペースで試合を進められた時間帯も多かっただけに、「勝ち点2を逃した」という印象の残る試合だった。この試合でも活躍が光った奥井、幸田などサイドからのチャンスメイクは効果的にできており、あとはフィニッシュまでの精度を高めていくことが求められる。ディフェンスも、何度か相手に決定機を作られながらも1点で凌ぐなど、ここ数試合安定したプレーが続いている。この試合での収穫と課題を次の試合で活かしてもらいたい。
 リーグ戦前期も早くも6試合を消化し、早稲田は3勝1敗2分の勝ち点11で5位。首位の明治大とは勝ち点5差と、まずまずの位置につけている。しかし、チームが目標とする優勝に近づくためには更に白星を積み重ねていかなければならない。次節は、現在最下位の拓殖大との対戦。確実に勝ち点3を獲得することが、上位進出へのノルマとなりそうだ。

関連URL
早大ア式蹴球部公式サイト

(TEXT=岡崎聡、PHOTO=鈴木雄介)
 


 
WasedaWillWin.com HOMEへもどる