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2010/5/22[スケート部ホッケー部門]

早慶アイスホッケー定期戦 
慶應に圧倒的な力を見せ、勝利



 

いざFACEOFF!!

 5月22日、新横浜アイスセンターにて第56回早慶アイスホッケー定期戦が行われた。昨年、リーグ戦とインカレを制し大学アイスホッケー界の頂点にのぼった早稲田とリーグ戦の入れ替え戦に勝利し今年度より早稲田と同じグループAにて戦うこととなった慶應義塾。まさに今年度の大学アイスホッケー界を占うといっても過言ではない一戦であるとともに、第24回大会より続く早稲田の32連勝、今年の33連勝目を慶應が阻止できるかというところにも注目が集まる一戦である。

 早稲田は昨年度のリーグ戦MVPの久慈修平(H21スポ卒)、ベストFWの金子亮介(同、社学卒)を欠き、昨年までのFW王国に若干の陰りが見えるが、DFには羽銘(スポ1)などの新加入もあり安定的な力を保っている。対する慶応は昨年度のグループBのMVPの氏橋祐太(法4)などが残っており、昨年度より力はダウンしていないようだ。


 

ゴールを決め喜ぶ選手達。中央下が寺尾

 第1ピリオド開始直後は早稲田ペースでの試合が続き4分15秒、早稲田の寺尾裕道(スポ3)がシュートを放つなど積極的な攻撃が見られるが、その約2分後の6分35秒、寺尾が反則により2分間の退場処分となってしまう。そんな慶應のパワープレイ中に慶應がゴール前でのもつれより先制点を挙げる。先制した慶應はその約2分後の9分16秒、2分間の退場処分を受け、今度はその早稲田のパワープレイ中に杉澤優(スポ3)が得点し1-1の同点に追いつく。その後、両校ともに好機を生かすことができずに、第1ピリオドを終える。

 第2ピリオドは開始早々に試合がめまぐるしく動く。開始36秒、寺尾のアシストにより葛西善行(教4)が追加点を決め、2-1と慶應をリードすると、その約2分後さらに高橋涼(社学2)が追加点を挙げ、その差を2点に広げた。しかし、その後は互いに2分間の退場者などが出てしまい、一進一退の攻防が続く。しかし第2ピリオド16分57秒、寺尾がさらに追加点を奪い4-1とリードし、第2ピリオドが終了する。続く第3ピリオドは山下拓郎(社学4)の誕生日を祝うというなんとも通常の試合では無いであろう光景から始まったが、両校ともに目立った攻撃というものをみせることが出来ない。そのようにして時間は過ぎてゆくが、試合終了間際の19分10秒に早稲田は更なる追加点を挙げ、慶応にとどめを刺す。そして、試合終了のブザーが鳴り早稲田の33連勝が決定した。


 

慶應ゴールに襲いかかる早稲田

 前述のとおり早稲田FW陣には多少の戦力ダウンが心配されていたが、この試合1ゴール3アシストを決めた平尾が背番号とともに久慈の位置をきちんと受け継いだような印象を受けた。試合内容の方も点数で見れば5-1、シュート数でみれば早稲田が66に対して慶應が26と攻守ともに早稲田が慶應を圧倒したと言えるであろう。

 この試合をもってオフシーズンとなるが、このオフシーズン中に慶應はさらに力をつけてくるはずである。早稲田は王者として次のシーズンへと臨んでゆかねばならない。今年のシーズンでも早稲田らしさを見せ、対慶應戦のみならず多くの相手に対し圧倒的な力を見せてほしいところである。

関連URL
早大スケート部ホッケー部門ホームページ

(TEXT=鈴木雄介、PHOTO=染谷知里、平尾実夏)
 


 
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