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雨の中行われた4×400mRの表彰式の様子。 スタンドからは多くのチームメイトが祝福。
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早稲田のこの種目での優勝は実に27年ぶりの快挙。ここ数年チームとして着実に成長を遂げ、頂点を目指し続けたマイルメンバーの地道な努力が結実した瞬間であった。これまではワセダの伝統的看板種目である4×100mRの陰に隠れがちだったマイルチーム。しかしこの日は、「ワセダのリレーは4継だけじゃない」。そういったメンバーの心の叫びが聞こえてくるような、圧倒的な存在感と強さを見せつけての完勝だった。来季はこれまでチームを牽引してきた小西、中村らが抜けるが、エース浦野を中心に個々の走力を更に高め、「ワセダのマイル」の新たな歴史を築いていってほしい。
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女子4×400mRで2走を務めた桑原千紘(スポ4)。
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まさかの予選落ちとなった9月の日本インカレのリベンジを狙った女子は入賞こそ果たしたものの、やや悔しさの残る6位に終わった。蔭山愛(教2)−桑原千紘(スポ4)−紫村仁美(スポ2)−冨山和子(教4)のオーダーで臨んだ決勝では、1走の蔭山が3位でバトンを渡すと、続く桑原はオープンレーンとなるバックストレートで一時2位に浮上する力走を見せる。結局桑原はラストの直線で中央大にかわされたものの粘りを見せ、2位とは僅差の3位でバトンを繋いだ。3走に入り早稲田は150m過ぎで4位に後退すると、更に後方から2チームの追い上げに遭い、レースは混戦模様を呈する。それでも、紫村が辛うじて4位をキープしたままバトンはアンカーの冨山へ。福島大、平成国際大との熾烈な4位争いが展開される中、冨山は懸命な走りでゴールを目指す。しかし、最後は残り100mでのスパート勝負に競り負け、4位とは0.2秒差の6位でフィニッシュ。タイムも3分43秒27と振るわず、ゴール後の彼女達の表情にも笑顔はなかった。
チームとして臨むトラックシーズン最終戦で男子4×400mリレーが優勝を果たし、2010年度シーズンの有終の美を飾った早稲田の短距離チーム。この勝利は出場した選手はもちろん、普段の練習から切磋琢磨しあった仲間、サポートに回った選手、スタッフを含めたチーム全体で勝ち取った優勝とも言えるかもしれない。そして、この大会で多くの4年生は引退を迎え、男女とも長らくチームの中核を担ってきた4年生が抜けることで、この冬は新たなチーム作りのスタートとなる。厳しい冬季練習を乗り越え、また来季も「強いワセダ」の姿がトラックに在ることを期待したい。
関連URL
早稲田大学競走部公式サイト
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