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2011/5/1[硬式野球部]

27イニングぶりの得点で逆転勝利。
早大‐立大2回戦  


 

 小雨は降るもののすごしやすい天候。ただし強風です…

 慶應が東大相手に勝ち点を挙げ、負ければ優勝が絶望的になる対立教2回戦。2試合完封負けの悪い流れを断ち切ったのはワセダ打線の意地だった。

 早大の先発は今季からレギュラーに定着したもののまだ結果が出ていない横山貴明(スポ2)。初回いきなり二死満塁のピンチを迎えるもののここは変化球で打ち取りしのぐ。その後も毎回のようにヒットや四球でランナーを出すものの低めにボールを集め得点を許さない。
 早めに立教先発・斎藤を攻略したい打線は4回裏、3番地引雄貴(スポ3)が死球で出塁すると迷わず盗塁。1死二塁のチャンスを迎えるものの後続が続かず無得点に終わると直後の5回表、再三のピンチを切り抜けてきた横山がつかまる。1死二塁から3番松本に投じた6球目はライト線への二塁打に。このあともヒットを許し2点を与えてしまう。

 

 今日もダメなのか……。1塁側スタンドに流れる重たい空気を破ったのは今季初スタメンの7番川西啓介(社4)だった。1死二塁で迎えた7回裏、斎藤の投じた2球目を三塁線へセーフティー気味のバントをすると全力疾走。これが相手の悪送球を誘い、一気に二塁走者が帰還。26イニング0が並んだスコアボードを1に変える。なおも攻めるワセダは選球眼のよい市丸大介(教4)がカウント1-2から四球で、自らの注目ポイントを「足」と語る佐々木考樹(スポ3)が内野安打でそれぞれ出塁し、2死満塁。今季チャンスでの残塁が目立つワセダだが、今日は違った。2番佐野直音(スポ4)が右中間に、3番地引がレフト前にタイムリーを放ちこの回一挙4得点。打撃不振にあえぐチームとは思えない素晴らしい逆転劇を披露した。

 こうなるとワセダペースで試合は続く。横山の後を受けた有原航平(スポ1)、高梨雄平(スポ1)の1年生コンビがそれぞれ2回を1安打無失点に抑えてゲームセット。勝ち点の行方は2日(月)の第三戦に持ち越された。

※早大‐立教三回戦は5月2日13:00開始です。

 

 ※第一試合慶大-東大2回戦のレポートはこちら。

(TEXT=鈴木崇広)
 


 
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