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2011/10/17[硬式野球部]

1本の本塁打に泣き、勝ち点逃す
法大3回戦


 

 
 
1
2
3
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5
6
7
8
9
早大
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0
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0
0
0
0
0
法大
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2
0
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0
×
2
 

 ゆずれない勝ち点1をかけた法政とのカード。1回戦は逆転負けを喫したものの2回戦で接戦を制した早稲田は勢いそのままに3回戦でも勝利を目指したが、法政が5回に二死二塁から4番多木裕史の本塁打で2点を先制すると、最終回まで点差を埋めることができず0-2で敗戦した。

 投手陣は先発の大野健介(社学4)から高梨雄平(スポ1)、有原航平(スポ1)と継投。大野健は2回、二死から7番三上朋也、8番河合完治の連続安打と9番難波真史への四球で二死満塁も1番中尾孝を打ち取りこの回を切り抜ける。続く3回にも一死から3番伊藤慎悟、4番多木の連続安打で一死一二塁とされたが5番原田直樹の右方向へのファールフライをライトの土生翔平(スポ4)がフェンスに体を打ちつけながらもグラブにおさめ二死とすると6番岩澤寿和を中飛に打ち取り、3回までを無失点とした。
 4回からは昨日先発し、粘投をみせた高梨がマウンドへ。高梨は昨日からの疲れをかかえながらも4回を三者凡退に抑えたが、5回に一死から2番今村恒太に左前安打で出塁されると二盗で一死二塁。3番伊藤慎を左飛に打ち取るも4番多木にライトスタンドへ本塁打を放たれ法政に2点の先制を許した。この回以降は高梨が6回に再び法大打線を三者凡退に抑えるピッチングを見せ、7回途中から登板した有原も追加点を与えなかったが5回の2点がこの試合の勝敗を分けた。
 打線は中一日での登板となった法大先発の三上朋投手を前に9回7安打無得点。3回、8回は1番からの好打順で攻撃をむかえると1番中村が思い切りのいいスイングで安打を放ち好機をつくったものの得点につなげることはできなかった。2点を追う最終回もこの回先頭の5番地引雄貴(スポ3)が右前安打で出塁したものの、続く6番渡邊侑也(スポ3)、7番代打高橋直樹(スポ3)、8番代打吉澤翔吾(スポ1)が抑えられ0-2で勝ち点1を奪われた。


 悔しさは残るが、リーグ戦最終週には早慶戦がひかえている。昨季王者のライバル慶應も今季は勝ち点を3つ落とし、第6週終了時点で5位と本来の力を発揮できていない。「勝ちたい」という思いはどちらも強いが、いまの仲間でできる残りわずかな練習を戦い抜き早稲田が秋空の下、神宮に紺碧の空を響かせてほしい。

☆早慶戦は、10月29日(土)、30日(日)です。

(TEXT=平尾実夏)

 


 
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