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2011/11/2[硬式野球部]

投打助け合えず、大差で敗戦
秋季新人戦3位決定戦 対慶應


 

 
 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
早大
0
1
0
0
0
1
0
0
0
2
慶大
2
0
1
0
0
1
0
6
X
10
 

 昨日の明大との準決勝でサヨナラ負けを喫した悔しさを晴らすべくのぞんだ3位決定戦。対戦相手が慶大ということもあり気合十分でのぞんだはずの早稲田であったが、投打が互いに助け合う事ができず、試合は終始慶大ペース。慶大2点リードで迎えた8回裏にダメ押しの6得点を挙げられ、2-10と大差をつけられての敗戦となった。

 早稲田先発は小山田拓夢(スポ2)。夏には1軍オープン戦のマウンドにもあがった小山田は立大との新人戦1回戦でも2番手として登板し好投をみせていた。だが、この試合では序盤から四死球が目立つ。初回、二死二塁の場面で4番藤本知輝に死球を与え二死一二塁から5番渡邊暁眞に左越適時三塁打を放たれ2点の先制を許した。3回には、3つの四球で二死満塁のピンチを招き、降板。先発として試合をつくることができなかった。この回、小山田からマウンドを受け継いだ安達広亮(スポ1)も四球を与え、押し出しで1失点。
 5回からは1回戦で先発し6回4安打無失点の好投をみせた鈴木健介(教1)が登板するも6回に三者連続安打でこちらも1点を失う。続く7回には昨日完投した丸山達也(スポ2)がマウンドへ。昨日の疲れも抜けてないであろう状況の中、7回は圧巻の投球をみせたが、8回に安打と死球で一死満塁のピンチを迎えると5番渡邊暁に走者一掃の左越二塁打を放たれ、3点を奪われる。なお一死二塁の場面で丸山から村山拓也(スポ2)へと継投するも、6番牧野恭法に左前に返され一死一三塁とされると7番羽入田雄大を三振に抑えたが8番鈴木貢司に四球を選ばれ二死満塁。ここで9番代打早川亮に右中間を深々と破る三塁打を放たれ、この回さらに3点を献上してしまった。5投手継投と総力戦で臨んだが、慶大打線に9回12安打10得点を挙げられた。

 投手陣を援護したい打撃陣も再三訪れる好機を逃す。2点を先制された直後の2回、先頭の4番吉澤翔吾(スポ1)のソロ本塁打で1点を返したが、後続がつながらず同点においつけない。点差を2点に広げられ迎えた6回にも、先頭の1番大野大樹(社学2)のソロ本塁打で1点差に迫り、逆転の好機もあったが続く打者が凡退。再び2点を追う7回には、この回先頭の5番江塚諭(スポ2)、続く6番足立翔吾(文構2)の連続安打から7番土屋遼太(教1)の犠打で一死二三塁としたものの8番東條航(文構2)、9番代打中野弘也(教2)が打ち取られこの回も無得点。8回も四球や果敢な盗塁が相まって一死二三塁の好機を得るも、慶大投手に要所を締められ終始流れを掴むことができなかった。


 神宮のグラウンドに立ったからこそ感じた一球の重みや大事な場面で一本を出す難しさ。味わった悔しさはさらなる「勝ち」への執念へつながるはずだ。3日間を通して神宮に明るく元気な声を響かせた早稲田の若き選手たちは、前を向き来季のリーグ戦、新人戦での活躍に向け歩み出す。

(TEXT=平尾実夏)

 


 
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