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2012/12/19[ラグビー蹴球部]

24-45で早稲田が流経大を制す

第49回全国大学選手権対流経大戦


 12月16日、秩父宮ラグビー場にて、第49回全国大学選手権予選セカンドステージ、対流通経済大(関東リーグ2位)戦が行われた。先週行われた対天理大(関西1位)戦で勝利し勢いに乗っている早稲田は、今試合も24−45で流経大に勝利した。


 

 

 試合は序盤から早稲田のペースで進められた。前半9分FL金正奎(教育3)のトライが決まり早稲田が先制。それを皮切りにして早稲田の攻撃は続き、「前半の20分でしっかりトライをとり良い流れを作る」との作戦通り前半13分WTB中隆彰(スポ4)がトライ。また前半20分には再び中が自ら相手ディフェンスをかわしていく素早い動きでトライを決めた。「調子はすごく良い」という中のトライは会場を大いに湧かせた。その後も細かい反則を重ねるなど思うように攻撃を進められない流経大に対し早稲田はHO須藤拓輝(スポ3)、FL小谷田祐紀(文構2)と次々とトライを決め、流経大を突き放す。0−33まで相手に全く得点を与えずそのまま後半戦へつなぐか思われた前半終了間際、相手に隙を突かれトライを許し前半を7−33で終えた。


 

 

 後半が始まり、早稲田は反則をおかし相手にペナルティゴールを決められ10−33。しかし後半13分この日急遽スタメン起用となったNo.8古賀壮一郎(教3)がトライを決める。「凄い緊張したんですけどやれるだけのことはやろうと決めてた」という古賀、その役割を果たした。その後両校の攻防は続くがどちらも攻めきれない。そんな中CTB森田慶良(教4)がつながれたボールを見事にトライ。そしてSO小倉順平(スポ2)のコンバージョンゴール、この日5個目がしっかり決まった。しかしこのまま早稲田のペースで進むかと思われた後半32分、流経大のNo.8高森一輝にトライを決められると次第に相手ペースに。流経大WTBリリダム・ジョセファが早稲田のディフェンスをかいくぐってトライ、そしてFB合谷和弘にゴールを決められ24−45。「後半20分は自分たちのラグビーじゃないラグビーをしてしまった」(金・教3)という早稲田に対し流経大の反撃が続いたがここで終了のホイッスル。早稲田は後半攻められながらも、一度も得点のリードを許すことなく流通経済大を24−45で下した。


 

 

セカンドステージプールB(早稲田大、天理大、流通経済大、大阪体育大)に属する早稲田は残すところあと一試合。12月23日の大阪体育大学(関西5位)戦のみだ。天理大、流経大に勝利した早稲田は大阪体育大に勝てば1月2日から行われるファイナルステージに駒を進められるのはほぼ確実だ。

「まずは正月を迎えて、あとはもう優勝しかない」(金・教3)と選手たちの志気も高まっており、「チーム力はどんどん上がってきていていると思うし、一戦一戦強くなっている」(中・スポ4)との言葉通り早稲田は着実に調子を上げ勢いをつけてきている。 次の試合もしっかりと勝ちきり、是非ともお正月の国立競技場で「アカクロ」を着た選手たちの勇姿を見せてほしい。

関連URL
選手コメント 中隆彰・金正奎・古賀壮一郎
早稲田大学ラグビー蹴球部公式サイト
早稲田がひとつになる日。 『100thラグビー早明戦』

(TEXT=関谷公子、PHOTO=猪野史夏)
 


 
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