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2013/02/17 [競走部]

早稲田の底上げ示せるか
第47回青梅マラソン 



 

チームトップの小林。今回の積極的な走りを自信に変え、次に繋げられるか。

  2月17日、第47回青梅マラソンが行われた。天候に恵まれ、好記録が期待された今年は山の神こと柏原竜二(東洋大出身、現富士通)の出場により沿道からの声援が一段と増し、選手にとっては追い風となったことだろう。今大会への早稲田の出場選手は10人。それぞれがアップダウンの激しいコースに立ち向かい、力走を見せてくれた。


  号砲とともにスタートした10人は、レースプランからか終始集団走を繰り広げる。先頭からは差をあけられるものの自分たちのペースを守り、淡々と歩を進めていく。5キロ通過は16分37秒、10キロ通過は33分05秒。前半の折り返しまでは上りが続くところを1キロ3分20秒を切るペースでおしていく。しかし、ここを過ぎると選手を高低差約40メートルの急こう配が苦しめる。15キロの通過時点で早稲田の集団は小林快(社2)、山田侑矢(スポ2)、徳留駿(法2)、中山幸治(文構1)の4人。ここで選手の実力の差が現れはじめた。後半は下りが続き、いかに前半からの走りから切り替えられるかがポイントとなる。身体的にきつくなるところでの下りなだけに選手としてもペースを作りやすいところだろう。その中で小林が抜け出した。フィニッシュタイムは1時間38分33秒で16位。前年度、前々年度の早稲田出場選手の記録と比べてもまずまずといったところだろう。小林は12月の記録会を皮切りに調子が悪いとしていただけに復調の兆しとなることを期待する。学内2番手は1時間39分04秒で山田、そして22秒差で中山と続いた。



 

学内2位でフィニッシュした山田。日々の積み重ねをこれからも遺憾なく発揮してほしい。

  年明けからハーフマラソンやクロスカントリーなど様々なレースに果敢に挑む早稲田。この1本1本のレースが現在の自分の指標となり、今後のプランに生きてくる。3月3日には立川ハーフマラソンも控えている。ここには箱根で名を連ねる大学が出場予定である。その前哨戦として今日があるわけだが、今回の大会で得たものや課題を次に生かしたいところだ。そして、春のトラックシーズン、さらにはその先に向けて走りを磨き続けてほしい。まだ早稲田の挑戦は始まったばかりである。


関連URL
早稲田大学競走部公式サイト

(TEXT=西村侑美、PHOTO=矢野真由実)
 


 
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