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2013/05/18、19、25、26 [競走部]

優勝逃すも13年ぶりの早稲田新記録!
男子4×100mR・2位


 昨年度、早稲田のリレーは関カレ、全カレ、日本選手権リレーを制覇するグランドクラムを達成した。『リレーの早稲田』そう印象づけられた人も多いだろう。今年の関東インカレでも、狙うはもちろんリレー種目の連覇。まずは4×100mリレー、早稲田は北村拓也(スポ2)、九鬼巧(スポ3)、竹下裕希(スポ3)、橋元晃志(スポ1)のメンバーで臨んだ。  関カレ1日目に行われた予選では、中央大に大差をつけられての組2着通過。リベンジに期待した3日目決勝、早稲田は4レーン。5レーンの中央大を追う格好だ。「決勝は一発勝負、何があるかわからないので自信を持っていこう」レース前にそう話したという4人、気合は十分だった。

 完全に静まり返った競技場に号砲が響き、スタートした4継決勝。1走の北村は気合のこもった走りを見せるも中央大にはわずかにリードを許してのバトンパス。「僕が足をひっぱった形になってしまった」という2走九鬼。いつもの伸びが感じられない走りであったが、なんとか喰らいついてバトンは3走竹下へ。竹下は力強い走りで中央大との差を詰め、4走へのバトンパスはほぼ同時。勝負はアンカー橋元に託された。大型ルーキー橋元は必死の競り合いを見せるも最後は中央大のアンカー、ロンドン五輪代表の飯塚にわずかに競り負け、2位でのゴールとなった。

  優勝を狙っていただけに悔しい2位であったが、38秒81のタイムは早稲田新記録。昨年のグランドスラム達成時もできなかった、13年ぶりの更新であった。「歴代の先輩方が抜けると言われていて抜けなかった記録を自分たちが抜けたことは本当に喜ばしい」と九鬼、記録に関しては喜びを示した。しかし自身の走りには不満が残り、表情は明るくない。 「ここで満足してはいけない。個々の走りがばっちり合えば、学生記録は破れる」との言葉通り、個人にもチームにも伸びしろは十分にある。今回の好記録での敗戦をいかし、全日本インカレ、日本選手権リレーでは表彰台の頂点での笑顔を見せてもらいたい。


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関連URL
早稲田大学競走部公式サイト

(TEXT=福島瑠都)
 


 
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