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2013/09/06、07、08 [競走部]

チームのために
400mH・野澤啓佑



 

満面の笑みを見せる野澤

 今大会2連覇がかかる野澤啓佑(スポ4)と関カレ4位入賞を果たした永野佑一(スポ3)が進出した400mハードル決勝。期待に応えた野澤は唯一の49秒台、49秒94で圧勝の2連覇、対する永野は51秒38の8位入賞で終わった。

 予選、準決勝と1位通過の野澤は「コンディション調整がうまくいっていた」と自信を持って決勝の舞台に立った。その言葉通り、スタート直後は接戦となるものの、得意の後半、第3コーナーを過ぎたあたりでトップに躍り出る。「前半オーバーペースで突っ込んだあまり、9台目・10台目で足が合わなくなってしまった」と野澤は口にするが、それでも粘って他を寄せ付けない走りを見せてフィニッシュ。電光掲示板のタイムを見るとスタンドに向かって大きなガッツポーズ。満面の笑みで喜びを爆発させた。「2連覇も嬉しいが、チームに貢献できて本当に嬉しい」と最上級生としてチームを思う気持ちも強かった。自らかけたプレッシャーは大きかったのかもしれない。しかし、それを跳ね返すだけの練習量と気持ちは裏切らなかった。

 永野は勢いに乗りたかったが、それも実らず悔しい結果に。それでも、今シーズン好調が続き、全カレ決勝まで駒を進めたのは自信につながるだろう。来年の全カレでその雪辱を晴らしてほしい。

 野澤は10月に東アジア大会で日本代表として出場する。「今後の目標はシーズン中に記録をどう出すか、なおかつ結果も大切にしたい」と気合は十分だ。日本、さらには世界をまたにかけた野澤の快進撃が続く。


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早稲田大学競走部公式サイト

(TEXT=西村侑美、PHOTO=矢野真由実)
 


 
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