武田凜太郎(スポ1)
13分58秒83(8着)
――レースを振り返って
とりあえず13分台が出たことが今日の大きな収穫になってよかったかなと思います。
――今日は何を目標にレースに臨んだのですか?
最初コンディションが雨ということだったので最低ベストは出そうという目標だったんですけど、コンディションがよくなったので13分台を狙えるときに狙っていこうという感じでした。
――レース展開は前半中盤で落ち着いて進めているように見られましたが
ちょっとあの時点では前に行く勇気がなかったというのもありますし、1000の通過で13分台を軽く切ってしまうくらいのペースだったのでちょっとまだきついかなということで中盤あたりで我慢していこうという形にしました。自分の中で体が動き始めるのがけっこう遅めだったというのもありますし、得意としている中間走で勝負していこうかなというのもあってしっかり耐えていこうという感じでした。
――ラストは特に200を過ぎてからのキレが素晴らしかったです。どのような気持ちで走っていましたか?
あの時はすごいきついなあという感じだったんですけど(笑)ちょうど時計が見えたときにやっぱり13分台が狙えるタイムだったので行くしかないと思って走りました。
――13分台がでたことは大きな成果だと思いますが、それに向けて関カレが終わった後何か課題としてやってきたことは
関カレの調整の時に周りのレベルが高いということもあって「練習しないと」という意識で、普段落としているところも落とさずに行ってしまったというのもありますし、そこで発揮できる力がないということになってしまったので自分の中で考え直して、今回今期最後のトラックのレースになってしまうかもしれないということで練習を抑えてしっかり準備して臨むことができたかなと思います。
――大学に入って印象に残っているレースはありますか
まあ今日のレースが一番っていうところがあるんですけど(笑)やっぱり関カレで人生初の最後死んでしまうという経験をしてそういうことも含めて成長できているんじゃないかなと思います。
――先ほど大迫選手やコーチからの言葉を受けて今後のことについて感じたことは
本当に関東インカレを走ってみて今年の早稲田はちょっと弱いとみられていると思うのでやっぱりしっかりみんなでAチームBチーム関係なく大学として意識を高めて、僕とかはまだ下級生ですけどチームを高めていけたらなと思います。競技の面では大迫さんや山本修平さんとかいるのでついていけるところまでついていきたいと思います。
柳利幸(教2)
14分02秒13(14着)
――レースを振り返って
最初の一周はちょっと様子見で前に出たんですけど、やっぱり実業団の選手や外国人選手が力強い走りをされていたので、怪我明けで最初のレースで突っ込みすぎるのはちょっと危険だなと思って自分のペースにおとしていって、そこからどれだけ上がっていけるかっていうレース展開にしようと思っていました。あと今日の最初の目標で旭化成の八木さんに勝とうというのがひとつあったんですけども、それに関しては八木さんの調子もあまり良くなかったらしいので…。あとはもう早稲田でトップ、他の実業団の選手にもくらいついていけるようにと思って必死に前を追っていったんですけど、本当にラスト100メートルくらいで武田凛太郎と田口さんに抜かれて。記録的にも13分台出せず、一応自己ベストではあるんですけど目標としていたタイムが出なかったのでちょっと悔しいレースになったなと思います。最低限自己ベストっていう目標は果たせたんで、言ったら100点満点中60〜70点くらいですね。13分台出せてたら80点くらいでその先、組の上の方でゴールできたら90点くらいだったなと思います。でも60点70点くらいの最低限の走りはできたかなと。 ――目標としてはやはり13分台は狙っていた? そうですね。もう本当に復帰後初だったので調子はちょっとよくわかんなかったんですけど、先週の日本選手権の優勝タイムが13分49秒ということで、その13分49秒に少しでも近いタイムで走りたいなとは思っていて。でもやっぱりそこはちょっと2か月の故障のブランクもあって、くらいついていく力もまだまだ足りなかったなと思います。
――故障が明けたのはいつ頃だったのですか?
立川ハーフを走ってから2か月間故障していたんですが、ちょうど関東インカレ真っ最中に一応復帰して。2か月くらいは全く走れなかったんですけど、そこからどうにか調子を戻していく感じで。
――では1か月程の練習で今日に臨んだ
そうですね、軽いジョグから始めて。練習したのは1か月とちょっとくらいですね。
――復帰後1か月でのレースということでしたが、それでもここまで走れた要因等何かありますか? やっぱり大迫さんが世陸決定したのと、前回カージナル招待で27分30秒台を出した時の5000の通過タイムがやっぱり13分40秒台だったので、大迫さんの通過タイムくらい出さなきゃ早稲田で引っ張っていけないなっていう思いがあったので。
――やはり大迫選手の活躍というのは刺激になりますか? そうですね。比較的僕は授業の関係で団体での練習に出ることができないんですけど、たまに一緒に走れる機会があって、そういうときに一緒にジョグしたりとか話をしたりとかして。身近にそういう世界で戦う選手がいることで、すごく刺激は受けています。
――故障後ということですが心肺機能等、体の調子は戻ってきていますか? やっぱりインターバルというか、調子を戻していく段階でも週末以外は練習を全部自分でやっていたのでちょっと心肺機能の面もまだまだ、故障前とは全然比べ物にならないくらい戻ってきていませんし、筋肉とかそういう脚に関してもまだまだ戻ってきてないかなとは思います。
――次のレースの予定は? まだ監督やコーチと具体的な話はしていないんですけど、もしかしたら7月のホクレンに出るかもしれないです。出場種目もまだ具体的には聞いていないですが、全カレの標準を狙うとかそういった目標を立ててレースに臨みたいなと思います。
浅川倖生(スポ1)
14分49秒18(25着)
――レースを振り返って 今日はついていって最後の2000で勝負するというレースを考えていたんですけど、最初ちょっといったところで「あっこれは誰も引っ張らないな」と思ったのでそこからは切りかえて自分で引っ張り、3000を40きって通過してあと2000で勝負していくっていうレースプランに変えました。3000は8分40きれたので、そこは自分としては良い点として捉えているんですけど、やっぱりそこから力不足で後半伸びなかったというのが反省点です。
――初めの3000をひっぱっていましたが、そこで足を使ってしまったのですか? 3000を自分で引っ張るということはそれなりに人よりもきつい条件ではあるんですけど、上の選手であればあれくらいのペースだったらいけると思って走っていたので3000過ぎてから勝負っていうときに自分の走りが出来なかったっていうことであったり、結果的に落ちてしまったというのはラストの力をつけていくだけということだと思います。 ――これからの課題はラスト2000の伸びということですか?
そうですね、今回は2000ですが、これからもっと長い距離を走っていくので距離に対応できるように走り込みをしたり、筋力アップのために補強をしたり体作りをまずしていきたいと思います。次のレースがいつになるか分からないんですけどそのときまでに変わっていけるようにしたいです。
――春先にこれから5000や10000で勝負していきたいと話されていましたが、距離を伸ばすというのはそういうところを意識しているんですか
来年に世界ジュニアっていう大会があって1500、5000、10000で戦っていくとしたら大学生としても5000や10000になってきてその中で世界でどれくらいなのか知ってみたいというのもありますし、出るためにも国内で勝ち上がらなければならないので箱根を走るという目標に加えてトラックでも日本でトップレベルになって選ばれるためにそういったところを意識しています。 ――大学に入られてから一番印象的なレースは たくさん出ていますが、課題は一緒で後半勝負するという力を持っていないというのが一番で日体大を通しても結果として変われていないので結果で示していきたいと思います。 ――今後夏までに具体的に何を目標にしていきますか? さっき大迫さんも話されていたんですけど、自分が一番取り組んでいかなければならなくて今からすぐできるのは補強だと思うので筋持久力をあげるというのとラスト勝負には絶対負けないっていうのを高校時代から思ってやってきているのでそれを活かすためにラスト勝負ができる位置にいる上でどう勝負していくかというところをこれからやっていきたいです。1500でしか勝ったことがないんですけど持久力とスピードのいいバランスを見つけて大迫さんっていう素晴らしい先輩のようにどんな距離、状況にも対応できるようにしたいと思います。これから箱根で早稲田は勝負していくという目標に向かってチームは走っているのでチームを底上げしていくためにも強くなっていきたいと思います。
関連URL
早稲田大学競走部公式サイト
第231回日本体育大学長距離競技会
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