九鬼巧(スポ4)
▽100m
予選 10秒40(1着)、
準決勝 10秒28(2着)、決勝 10秒38(3位)
▽4×100mR
予選 38秒90(1着)、
決勝 39秒10(2位)
――100mの予選から決勝までを振り返って
夏合宿からずっと計画して練習をやってきたのですが、調整が1週間くらいずれてしまって。1週間ほど前のポイント練習がうまくいきませんでした。それから徐々に調子は上がってきたのですが、計画していたようにはなっていませんでした。100mの予選、準決勝、4継の予選を使って、決勝へ向けてそこを少しずつあげていくようにしました。
決勝では主将として最低限表彰台というのがあって、前年度優勝していることなどよりは、1点でも多く獲得することを目指しました。チームとしても優勝を狙っていましたし、チームを勢いづけるためにも自分も優勝をという思いが強かったです。それで少し冷静になれず、相手も強かったですが、力んでしまったところがあると思います。3位という結果は悔しいですね。
――4×100mRについて。予選は38秒台の好タイムでした
リレーは関東インカレで失敗しているので、なんとしてもリベンジしたいという思いがありました。今回は夏合宿から誰ひとり怪我をせずにリレーチーム全員で臨んでこれたので、1本1本大事に集中していくぞということで挑みました。38秒台が出るとは思っていなかったのですが、出ても不思議はないタイムだと思います。 ――決勝は惜しくも2位という結果自己ベストも更新されましたが、記録に関しては?
個人のレースもあったので、レースに向かう前に少し欠けていたりだとか、気持ちがバラバラになったりしたところはありました。もう一度しっかり自分たちで締めて、「ひとつになっていこう」という形では臨んだのですが、やっぱり少し隙があったのだと思います。そういったところがバトンに出てしまい、ミスが積み重なって、三原に最後うまくリードを作れませんでした。全員のミスであり、反省しなければならない点だと思います。
――トラック優勝、中でも短距離ブロックの活躍が目立ったように思います
そうですね、ただ短距離がものすごく点をとったというわけでもないですし、長距離も確実に入賞してくれたので。全体で戦えたということはとても評価できると思います。自分がキャプテンに就任させてもらってから、このトラック優勝という目標を掲げてやってきたので、この100周年という大事な年に達成し、賞をいただけたことはとても良かったです。 ――主将として最後の全カレにどのような思いで臨みましたか 関東インカレでの悔しい思いを経て、短距離も長距離ももう一度一緒になってこの全カレにぶつけようと言ってきました。3、4年生に関してはずっとやってきたので、試合の前日に声をかけて、ひとつになって頑張ろうということも言いました。それがこうして形になって表れたのはチームとして最高の結果だと思います。
――今後の目標をお願いします まだ対校戦など主将としてやらなければならないことはありますし、あと日本選手権リレーが最後にあるので。今年はまだリレーに関しては無冠なので、4継、マイルともきっちり最後に勝ちたいと思います。
小林快(社4)
▽10000mW 決勝 40分22秒77(2位)
――レースを振り返って
今回はとりあえず表彰台ということを目標にしていました。思ったよりペースが遅くて、本当はもっと速く歩きたかったのですが、身体が動きませんでした。ただレースが始まると、松永(東洋大)の調子が良くなさそうだったので、これは2位いけるぞと思いました。1位とは差が開いてしまい、記録も良くなかったので、良いレースとは言えないかもしれませんが、2位という結果は嬉しいです。また、もっと伸びると感じられたことは収穫でした。
――レース前のプランはどのように考えていましたか
上位3人の記録が抜けていたので、3人の争いになるとは思っていたのですが、その中でどう上にいくかを考えていました。正直、1位の高橋(岩手大)とはまだまだ力の差があることはわかっていましたし、松永も僕より良いタイムを持っていますので、なんとか食らいついて勝負したいと思っていました。
――6000m過ぎから高橋選手との差が開きましたが、追うときの心境は
これが今の(高橋との)差なんだな、と思っていました。いずれ離されるだろうと想定はしていたので、追う気持ちではいましたが、力の差を目で見たという感じです。
――同時に後続を引き離しましたが、うしろは気になりましたか
うしろはずっと気になっていました。松永はラストのある選手なので、いつ来てもおかしくないと。ただ松永にも警告が2つついていましたし、焦らずいけば大丈夫だろうと思っていました。
――もっと伸びるとおっしゃいましたが、どのような点が
今まで、いつでもレース後にはまだまだ伸びると感じていましたが、今年の関カレのあとはそうは思えなかったんです。自分が「ここまではいけるだろう」と思っていたタイムを初めて切ることができてしまって、こうすればもっと伸びるという思いを持てませんでした。ですが合宿などを経て、今回のレースでは関カレの時に比べてかなり良い動きができている実感がありました。自分の中にある"良い動き"に近づけていて、もちろんまだ完全ではなく、「出来ているな」というときがあるくらいですが。それを自分のものとしていつでも出来るために、さらに色々な練習方法が浮かんできて、もっと伸びるとまた感じられました。
――関カレのあとには「余裕で歩けるスピードを上げたい」という課題を挙げていました
そうですね、それが今は少し変わって、"良い動き"でスピードを上げたいという感じです。似ているんですけど、僕の中ではかなり違って。競歩は反則のある種目なので"良い動き"が求められていますし、それができると結果としてうまく歩ける距離、スピードにもつながるので。
――最後に、今後の目標をお願いします
学生の全国大会が3月と6月とこの全カレとで3回あって、前のふたつは勝ちましたが、一番難しい全カレで負けてしまったのは悔しいですし、関カレでもラストの勝負で負けてしまったので、まずは勝てる選手になりたいです。それから、矛盾してしまいますが、日本選手権で上位に入ること。このふたつが目標です。
橋元晃志(スポ2)
▽200m
予選 20秒86(1着)、準決勝 20秒84(1着)、決勝 20秒82(3位)
▽4×100mR
予選 38秒90(1着)、
決勝 39秒10(2位)
――レースを振り返って
今回は僕にとって久しぶりの対抗戦ということで、早稲田に貢献しないといけないという気持ちもありつつ怪我だけは絶対にしてはいけないという気持ちもあったのでそこの折り合いが非常に難しい試合でした。
――怪我の方はもう大丈夫ですか
今回問題なく走れたのでそこは1つの収穫だったと思います。
――調子はいかがでしたか
良いとまではいかないですけど普通に走れれば、くらいの感じでした。調子としては普通くらいですね。
――レース前の目標は
決勝については残り1本ということで怪我なく終えることでした。怪我をしないということが絶対条件だったので表彰台についてはあまり意識していなかったんですが、その中でも表彰台に立てたことは嬉しかったです。
――怪我をしないようにと意識する中で走るのは難しかったのでは
何て言うか全力で思いっきり走るというのはあるんですけど、そこを一気に出しちゃうと怪我をするリスクがあるということは昨年から怪我を経験してきて感じていたところなので。すごくもどかしい気持ちはあったんですけど自分でセーブして、しっかり考えながら走れるようになったっていうのは今までの経験から得たものですね。 ――レース前半、好調なスタートを切ったように見えましたがご自身としては
そうですね、スタートの方はもう少しスピードをぐっと上げられるようになることが課題です。後半はやはり少し足が動かなかったところがありましたね。
――決勝は桐生祥秀選手(東洋大)らとの戦いでした、なにか意識されましたか
いや、意識はしてなかったです。本当にもう自分のレースを走ることだけに集中していました。
――4×100mRの2位入賞という結果については
やはり優勝を狙ってきたので2位という結果は正直悔しいです。
――ご自身の走りについては
走り自体はいつも通り、というか良い感じだったと思うんですけど、バトンパスの所で自分が出遅れてしまってその差で負けてしまったところがあったので。そこは自分の経験不足だったと思います。
――今後のレース予定は
早慶戦、早関戦と対抗戦が2つ続きます。
――そこでの目標を教えてください
今回、全日本インカレを良い形で終えられて、少しではありますけど早稲田大学競走部に貢献できたので、残り2つの早慶戦、早関戦もしっかり貢献できるように自分の走りをしていきたいと思います。
加藤修也(スポ1)
▽400m
予選 45秒69(1着)、準決勝 決勝 45秒88(1位)
▽4×400mR
予選 3分05秒84(1着)、
決勝 3分04秒62(2位)
――関東インカレに引き続き、400mで優勝されました。結果については
早稲田のために1位が取れて良かったです。
――今回のレースで得た収穫と課題は
スピードの強化に励んできたんですけど、そこまでタイムが前半伸びてなかったのでそこはまだまだだなと思いました。
――点数をつけるとしたら
そうですね…50点くらいです。シーズンベストですけど自己ベストではないのでまだまだですし。その反面、ちゃんと1位を獲れたっていう点では自分を評価したいです。
――4×400mRは惜しくも2位結果という結果でした 。
結果、負けたのでただ実力不足だなと。これから頑張ります。
――次のレースは
まずは来週の早慶戦、その次には早関戦があるのでその2つの対校戦でもしっかり順位にこだわってやっていきたいと思います。
関連URL
早稲田大学競走部公式サイト
第83回日本学生陸上競技対校選手権大会レポート
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