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  Realvoice年間プロジェクト 

2004/11/9掲載

(本年度第4回はこちらへ)

 全日本距離別選手権最終種目男子1500m、土井は持ち味である粘りのレースを展開し、スタートから先行を許していた相手選手を中盤かわして1分51秒02のタイムでゴール、ゴール直後はバランスを崩して転倒しマットに激突するほど激しいレースをみせた。惜しくも連覇は逃し1分50秒を切ることはできなかったものの、まずは中長距離W杯前半戦の出場権を獲得。初日の男子5000mでも6分55秒09のタイムで14位と、目立った成績ではないもの、昨年の22位から大幅に順位を上げ、上々のシーズンスタートにすることができたようだ。


 

――まず、初日の5000m、14位という結果はどうですか?
 最低でも8位、そして6分50秒を切りたかったんですけど後半かなりばてたというか、相手選手が来なかったので慌てちゃったというのもありました。

――春は5000mでも5位以内に入りたいといっていましたが実際レースを終えてみてどうですか?
 順位はあまり気にしていないですけどタイムは6分50秒を切りたかったです。

――実感として5000mは自分にとって成功したレースですか?
 5000mに関してはまだまだこれからですね。まだシーズンはじめなんでタイミング的なものはこれから良くなると思うし、長距離は後半になればなるほどいい感触をつかめてくると思うので。

――今年の大きな目標である世界選手権出場をはたすためには5000mはさらに上の順位が必要になると思いますが・・・・
 そうですね。でも(選考会の全日本選手権までは)後1ヶ月以上あるので、W杯を転戦してくれば少しは良くなってくるかなと思ってます。

 

 

――1500mの結果に関してはどうですか?
 前から国内でも1分49秒台というのをずっと口にしてきていて、それを今回達成できなかったのは情けないというか悔しいところなんですけど、今日の700mまでのラップっていうのは、今までの自分のラップより早くて、すごい良かったので1100m通過してからの最後の400mをたれなければ、49秒台って感じでした。でもまだまだシーズン前半ですし、W杯開幕までのあと2週間、しっかり修正してハーマルでの1戦目からしっかりと1分50秒切れるように頑張っていきたいです。

――1500mで優勝できなかったことに関してはどうですか?
 順位に関してはあまり悔しさとかはないんですけど、W杯にいける順位には入れて最低のラインはクリアできたのでまあまあ良かったかなという感じですね。

――今はW杯出場を決めて安堵の気持ちと嬉しさとどちらが大きいですか?
 いえ、これからW杯がはじまるので、気を引き締めていかないといけないなという感じであまり安心とか嬉しさとかはないですね。W杯にいかなきゃいけないと思っていたので、そういったのはないです。ここで安心して、気でも緩めて風邪でも引いてしまえばまたゼロからのやり直しになりますし、そうゆう風にはしたくないので意識はしっかりと持っていきたいです。

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(TEXT、PHOTO=中島和朗)

 

 


 
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