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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育局各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2005/5/14更新  第42回

レスリング部探訪 〜地下室の熱き闘い〜

 
 
 

 

 早稲田大学本部キャンパス体育館地下2階、そこには我々の知らない熱い世界が眠っていた。

 階段を降りていく途中で既になにやら暑いものを感じた。地下2階の練習場、廊下から恐る恐る覗いてみた。体の大きなお兄さんがわんさか…それに加えて今までに味わったことのない独特の雰囲気…変な汗が体中を廻った。なんとも入りにくい状況だ。かちこちに緊張したまま中へ案内された。棒立ちでおどおどする我々に太田拓弥コーチ(アトランタオリンピック フリースタイル74s級 銅メダリスト)が声をかけてくださった。コーチは非常に親切な方で、練習メニューやチームの現状、レスリングのルールなどを丁寧に教えてくださり、我々の緊張は幾分かほぐれてきた。

 この日は他大の学生やOB、それに高校生との合同練習だということで人数も多く大変な活気があった。軽やかな音楽が流れており日本の武道との違いも感じた。ちなみにレスリングといえばシングレット(レスリングのユニフォーム)と思っている方も少なくないと思うので付け加えておくと、練習でのシングレット率、実は極めて低い。右の写真でもわかるように、皆さんはスパッツや短パンにTシャツというラフなスタイルで練習に臨んでいた。

 「レスリングはルールのある喧嘩なのだよ」と関係者の方が教えてくださり妙に納得できた。それから意外だったのはレスリングにも瞬発力が必要だということ。瞬発力を鍛える練習も同フロア内で行われおり、大変興味深かった。それにしても練習は本当に過酷なものであった。なんでも1日の練習で軽く2kgは減量してしまうとか。時には太田コーチの厳しい声が飛ぶこともあり、良い緊張感が保たれていたと思う。地下室で日々精進する彼らは「地上の星」ならぬ「地下の星たち」といった感じだ。

 今年からは有望な女子新入生も迎え、更にパワーアップした早稲田レスリング部。5月12日、13日、19日、20日に駒沢体育館で行われる東日本学生レスリングリーグ戦では彼らの勇姿に出会うことができる。皆さまぜひ!

関連サイト
早稲田大学レスリング部公式サイト



 

(TEXT、PHOTO=横山真弓)
 


 
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